出会いがきっかけ
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「次は、華蓮&ビュティです」
「『よろしくお願いします!』」
「これは・・どういう経緯でユニットを組んだんですか?」
『この前、ビュティちゃんのドラマに共演させて頂いて、その場で仲良くなりまして、それで廉瓜があたし達の為に曲を作ってくれて、一緒に歌おう、と』
「へぇー・・廉瓜さんが・・・。今回廉瓜さんは?出ないの?」
『あっ、今回廉瓜はバックバンドとして出ます』
「そうなんだ。ビュティさん。歌の活動は今回が初めてだと聞きましたが、どうですか?」
「・・はい。廉瓜さんや、華蓮ちゃんに練習を付き合って頂いて、感謝してます・・・」
「緊張してる?」
「・・・実を言いますと・・・ι
うまく歌えるか・・・心配です・・・」
元気が無いビュティ。そんな彼女を見ていた廉瓜はスタンバイしてたステージから1度降り、スズに話し掛ける。
「それではスタンバイお願いします」
司会者の言葉によりステージにやって来た華蓮とビュティ。
だがビュティの顔が浮かないまま。
『大丈夫だよビュティちゃん。あんなに練習したんだから、普段通りやれば・・・』
「う、うん・・・分かってるんだけど・・・・・」
そこへ廉瓜が戻ってきて、ビュティの両手を掴むと、それを自分の両手で包み込むように握ってきた。
「Σっ/////!!?」
【大丈夫。普段通りやれば良い。頑張るぞ】
最後にギュッと握り、そっと離す。
次に華蓮の両手を掴み、ビュティと同じ事をした。
ビュティは視線を廉瓜から自分の手に移す。
不思議な事にあれほどうるさく鳴っていた心臓の音が静まり、緊張が解かれた。
『頑張ろ。ビュティちゃん』
「・・うんっ!」
前奏が始まり、リズムよくノってきて、歌い出す。
1度も失敗することなく、2人共笑顔で歌い終わった。
途端ビュティが泣き出し、スズがやって来てハンカチを渡した。
「廉瓜さんの言った通り。ビュティが歌い終わった途端泣くだろうからハンカチかタオルを用意しとけって。でも、上手だったよ」
スズも、もらい泣きか嬉し泣きか涙を浮かべつつ賞賛する。
「・・華蓮ちゃん、ユニットに誘ってくれてありがと・・・」
『ビュティちゃん・・!』
華蓮はそっと、しかし力強くビュティを抱き締め、ビュティも抱き締め返した。
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