この気持ちはいつか
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あれ?そういやぁさっきからこのモヤモヤ、なんだ?
▽この気持ちはいつか▽
放課後、校庭を歩くレイ。
校舎裏に曲がろうとしたときとっさに隠れた。
何故なら校舎裏に自分の知ってる男子生徒ともう1人知らない女子生徒が居たから。
いくら恋愛に超鈍感なレイでも今どんな状況なのか瞬時で分かった。
「(へー~~へーへーへー・・・あれから見ると女子の方が告ってんな。
・・・ん?ん、んん?・・・・・・あっ、こっち来た)」
男子生徒がその場から立ち去ろうと女子生徒に背を向けた時女子生徒が顔を両手で覆い隠し下を向いた。
そしてこちらに来た男生徒子にレイは声をかけた。
「泣ーかしたー泣ーかしたーおーんなの子ー泣ーかしたーいーけないんだーいけないんだー」
「Σっっ!!??」
男子生徒は声に出ない驚きの声を上げレイの方に酷く驚いた眼を向ける。
「っ、レイ、いつからそこに・・?」
「あー・・・たまたまここら辺を歩いてたら見ちまってな。今のって告白だろ?」
とりあえず2人はその場から離れようと歩き出した。
「ちらっと見たんだけど、さっきの女子泣いてたぞ。断ったのか?」
「・・・そうだけど・・・」
「なんでだ?あれなかなか可愛かったじゃねぇか。
「俺のタイプじゃないんでごめんなさい」とか言ったのか?詩人」
「そこまで言ってないよ・・・」
男子生徒―詩人はちょっとうんざりした口調で返した。
「じゃあ何て断って泣かしたんだ?」
「なんで泣かすこと前提なのさ?別に好きで泣かしたわけじゃないからね。
・・・・・・他に好きな子がいるって言ったんだよ」
「・・・へーーー・・・詩人好きな子がいるだ・・・。で、誰なんだ?俺の知ってる奴か?ん?ん?」
「・・・レイ」
「ん?」
「なんでそんなに絡んでくるの?」
「なんでって、そりゃあ興味があるって言うか・・・」
「だってレイってそんなに恋愛興味無いでしょ?」
「あぁ」
「だからなんで、その、僕の恋愛にそんなに聞きたがるんのかなぁと思って」
「・・・・・・ん?」
暫く考えていたレイは「あれ?」と疑問に思う。
「(そういやぁなんでこんなに聞きたがるんだ?別に詩人の恋愛のことだし俺が口出すことでもねぇし・・・・・・あれ?そもそもなんでこんなに詩人に突っかかってんだ俺?)」
先程からの自分の行動に腕を組んで首を捻るレイ。
その隣で詩人が気付かれないようそっと溜め息を吐く。
「(はぁ・・・僕の好きな子は今僕の隣を歩いてる子だよって言ったら、いくら鈍い君でも気付くよね)」
詩人がこの思いを先程自分に告白してきた女子生徒のようにいつか告白しようと密かに思ってるとも知らずレイは未だにうんうん唸って自分の詩人に対するこの感情が何なのか分からず悩んでいた。
終わり
▽この気持ちはいつか▽
放課後、校庭を歩くレイ。
校舎裏に曲がろうとしたときとっさに隠れた。
何故なら校舎裏に自分の知ってる男子生徒ともう1人知らない女子生徒が居たから。
いくら恋愛に超鈍感なレイでも今どんな状況なのか瞬時で分かった。
「(へー~~へーへーへー・・・あれから見ると女子の方が告ってんな。
・・・ん?ん、んん?・・・・・・あっ、こっち来た)」
男子生徒がその場から立ち去ろうと女子生徒に背を向けた時女子生徒が顔を両手で覆い隠し下を向いた。
そしてこちらに来た男生徒子にレイは声をかけた。
「泣ーかしたー泣ーかしたーおーんなの子ー泣ーかしたーいーけないんだーいけないんだー」
「Σっっ!!??」
男子生徒は声に出ない驚きの声を上げレイの方に酷く驚いた眼を向ける。
「っ、レイ、いつからそこに・・?」
「あー・・・たまたまここら辺を歩いてたら見ちまってな。今のって告白だろ?」
とりあえず2人はその場から離れようと歩き出した。
「ちらっと見たんだけど、さっきの女子泣いてたぞ。断ったのか?」
「・・・そうだけど・・・」
「なんでだ?あれなかなか可愛かったじゃねぇか。
「俺のタイプじゃないんでごめんなさい」とか言ったのか?詩人」
「そこまで言ってないよ・・・」
男子生徒―詩人はちょっとうんざりした口調で返した。
「じゃあ何て断って泣かしたんだ?」
「なんで泣かすこと前提なのさ?別に好きで泣かしたわけじゃないからね。
・・・・・・他に好きな子がいるって言ったんだよ」
「・・・へーーー・・・詩人好きな子がいるだ・・・。で、誰なんだ?俺の知ってる奴か?ん?ん?」
「・・・レイ」
「ん?」
「なんでそんなに絡んでくるの?」
「なんでって、そりゃあ興味があるって言うか・・・」
「だってレイってそんなに恋愛興味無いでしょ?」
「あぁ」
「だからなんで、その、僕の恋愛にそんなに聞きたがるんのかなぁと思って」
「・・・・・・ん?」
暫く考えていたレイは「あれ?」と疑問に思う。
「(そういやぁなんでこんなに聞きたがるんだ?別に詩人の恋愛のことだし俺が口出すことでもねぇし・・・・・・あれ?そもそもなんでこんなに詩人に突っかかってんだ俺?)」
先程からの自分の行動に腕を組んで首を捻るレイ。
その隣で詩人が気付かれないようそっと溜め息を吐く。
「(はぁ・・・僕の好きな子は今僕の隣を歩いてる子だよって言ったら、いくら鈍い君でも気付くよね)」
詩人がこの思いを先程自分に告白してきた女子生徒のようにいつか告白しようと密かに思ってるとも知らずレイは未だにうんうん唸って自分の詩人に対するこの感情が何なのか分からず悩んでいた。
終わり
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