君だけのヒーロー
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君は、俺が護るよ!
≪君だけのヒーロー≫
買い出しに出掛けた華蓮とヘッポコ丸。
ある程度の物を買えて残るはあと一つ。
『あとこれが売っているところは・・・』
「あっ。アレじゃないかな?」
『そうだね』
「じゃあ行くか」
『へっくん、あたしが行ってくるからへっくんは荷物を持ってここで待ってて』
「え?いいの?」
『うん。だってそんな大きなものじゃないから大丈夫だよ』
「そう?じゃあお願い」
ヘッポコ丸を店の外で待たせ、華蓮は店に入り、買う物を買った。
『よし、これでオッケー・・・』
店の外に出ようとしたその時誰かとぶつかってしまった。
『ぁっ、ごめんなさい』
「イタタタタ!イッターー!!イッテーよこれ絶対骨折れちゃったよ」
「おい嬢ちゃんどうしてくれんだよ」
華蓮は素直に謝罪したがぶつかってきた男2人がいちゃもんをつけてきた。
『ぇっ、そんな強くぶつかってないし・・だいたい人とぶつかっただけで骨が折れるわけないでしょ!』
「でも実際痛いんだよねー。慰謝料出してくれるー?」
「それか嬢ちゃんが俺達と一緒に遊んでくれる?」
『ちょっと、離して!!』
男の1人が華蓮の肩に腕を回して密着してきた。
抵抗する華蓮に対し男2人はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべてる。
通行人は関わりたくないのか見て見ぬフリをする。
すると
「おい、離せよオッサン」
腕を回してる男の腹をヘッポコ丸がなんの躊躇もなく蹴った。
「ぐほっ!!」
「な、なんだこのガキ!?」
『へっくん・・!』
ヘッポコ丸は蹴った男を一瞥し、華蓮自分の背中に庇い、もう1人の男を睨む。
「おい何睨んでんだよガキ。こっちはな、その嬢ちゃんに肩ぶつけられて骨が折れたんだよ!!」
男の叫びに怯む事なく、むしろ鼻で笑った。
「フッ」
「テメ、何がおかしい!?」
「ぶつかっただけで折れたって、どんだけ脆い骨なんだと、可笑しくてな」
「Σなっ!!?」
「ちゃんとカルシウム取ってんのかよ?オッサン。それと、その無駄についてる筋肉は見せかけか?」
「このガキ・・・!!」
バカにするヘッポコ丸の言い方に男がキレた。
殴りかかってる男の拳をヘッポコ丸はいとも簡単に躱して逆に男の腕を掴み、男のスピードを利用して壁に叩きつけた。
「イダッ!」
「このガキ、さっきはよくも・・・!!」
ヘッポコ丸に蹴られた男が立ち上がろうとする。
ヘッポコ丸は華蓮の手を掴み、男2人に背を向け、オナラ真拳を発動したのと同時に走り出した。
後ろの方で「「くっっさぁああああ!!!」」という悲鳴が聞こえるが見向きもせずヘッポコ丸と華蓮はただただ走った。
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・ここまでくれば大丈夫だろ・・・」
『ありがとう・・へっくん・・・』
「華蓮さ、俺が近くにいたから良かったものの・・・大声で助けを求めてよ・・・」
『・・・ごめんね。いざとなったら小刀を抜いてやろうと思って・・・』
「・・・あまり心配かけないでよ」
『うん・・・本当にごめんね・・・。それと、助けてくれてありがとう。
助けに来てくれたへっくん、カッコ良かったよ。まるでヒーローみたい』
ふわりと微笑む華蓮の笑顔に、ヘッポコ丸の顔が赤くなった。
「あ、あんな事は、人として当然だよ!!それより華蓮、アイツらに肩に腕を回された事以外何かされなかった?」
『うん。何もされなかったよ』
それから2人は他愛ない話をしながら仲間達の元へ帰った。
手を繋いだままだという事も忘れて、2人は笑いあった。
終わり
≪君だけのヒーロー≫
買い出しに出掛けた華蓮とヘッポコ丸。
ある程度の物を買えて残るはあと一つ。
『あとこれが売っているところは・・・』
「あっ。アレじゃないかな?」
『そうだね』
「じゃあ行くか」
『へっくん、あたしが行ってくるからへっくんは荷物を持ってここで待ってて』
「え?いいの?」
『うん。だってそんな大きなものじゃないから大丈夫だよ』
「そう?じゃあお願い」
ヘッポコ丸を店の外で待たせ、華蓮は店に入り、買う物を買った。
『よし、これでオッケー・・・』
店の外に出ようとしたその時誰かとぶつかってしまった。
『ぁっ、ごめんなさい』
「イタタタタ!イッターー!!イッテーよこれ絶対骨折れちゃったよ」
「おい嬢ちゃんどうしてくれんだよ」
華蓮は素直に謝罪したがぶつかってきた男2人がいちゃもんをつけてきた。
『ぇっ、そんな強くぶつかってないし・・だいたい人とぶつかっただけで骨が折れるわけないでしょ!』
「でも実際痛いんだよねー。慰謝料出してくれるー?」
「それか嬢ちゃんが俺達と一緒に遊んでくれる?」
『ちょっと、離して!!』
男の1人が華蓮の肩に腕を回して密着してきた。
抵抗する華蓮に対し男2人はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべてる。
通行人は関わりたくないのか見て見ぬフリをする。
すると
「おい、離せよオッサン」
腕を回してる男の腹をヘッポコ丸がなんの躊躇もなく蹴った。
「ぐほっ!!」
「な、なんだこのガキ!?」
『へっくん・・!』
ヘッポコ丸は蹴った男を一瞥し、華蓮自分の背中に庇い、もう1人の男を睨む。
「おい何睨んでんだよガキ。こっちはな、その嬢ちゃんに肩ぶつけられて骨が折れたんだよ!!」
男の叫びに怯む事なく、むしろ鼻で笑った。
「フッ」
「テメ、何がおかしい!?」
「ぶつかっただけで折れたって、どんだけ脆い骨なんだと、可笑しくてな」
「Σなっ!!?」
「ちゃんとカルシウム取ってんのかよ?オッサン。それと、その無駄についてる筋肉は見せかけか?」
「このガキ・・・!!」
バカにするヘッポコ丸の言い方に男がキレた。
殴りかかってる男の拳をヘッポコ丸はいとも簡単に躱して逆に男の腕を掴み、男のスピードを利用して壁に叩きつけた。
「イダッ!」
「このガキ、さっきはよくも・・・!!」
ヘッポコ丸に蹴られた男が立ち上がろうとする。
ヘッポコ丸は華蓮の手を掴み、男2人に背を向け、オナラ真拳を発動したのと同時に走り出した。
後ろの方で「「くっっさぁああああ!!!」」という悲鳴が聞こえるが見向きもせずヘッポコ丸と華蓮はただただ走った。
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・ここまでくれば大丈夫だろ・・・」
『ありがとう・・へっくん・・・』
「華蓮さ、俺が近くにいたから良かったものの・・・大声で助けを求めてよ・・・」
『・・・ごめんね。いざとなったら小刀を抜いてやろうと思って・・・』
「・・・あまり心配かけないでよ」
『うん・・・本当にごめんね・・・。それと、助けてくれてありがとう。
助けに来てくれたへっくん、カッコ良かったよ。まるでヒーローみたい』
ふわりと微笑む華蓮の笑顔に、ヘッポコ丸の顔が赤くなった。
「あ、あんな事は、人として当然だよ!!それより華蓮、アイツらに肩に腕を回された事以外何かされなかった?」
『うん。何もされなかったよ』
それから2人は他愛ない話をしながら仲間達の元へ帰った。
手を繋いだままだという事も忘れて、2人は笑いあった。
終わり