イタズラ?いいえ仕返しです
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その頃リオは・・・
「OVERめ・・・本当に覚えてなかったな・・・」
首に手を当てて、昨日の事を思い出す。
珍しく酔い潰れたOVER。
じゃんけんで負けたリオはOVERの腕を自分の肩に回し、奥義「氷龍」でOVER城へと運んだ。
入口の所で三大文明に出向かられ、彼らにOVERを引き渡そうとするが服を掴まれて出来ず、仕方無く黄河と共にOVERを彼の自室まで運ぶ事に。
OVER城にはエレベーターが無いため階段で登っていくしかない。
身長と体格の差があり過ぎるリオにとって当然疲労とイライラが募っていく。
OVERの自室に着き、すでに布団は敷かれていたのでそこにOVERを下ろす。
黄河は離れる事は出来たがいまだ服を掴まれているリオは離れる事が出来ず、服を脱いでいこうかと考えているとOVERが目を開けた。
「あっ、起きた。起きたんならこの手を離してくれるか?それとも一緒に寝てやろうか?」
こう言えば否定して離す筈。そう思ってじっと待っていたが動く気配がない。
「(寝惚けてるのか?)」と思っていると服を掴んでた手が離され布団に押し倒された。
さらにリオが起き上がる前にOVERは上に覆い被さってきた。
「オ、OVER・・?」
「・・・・・・」
「(まさかコイツ、本当に寝惚けて・・・)」
するとOVERはリオの首に顔を近付け舌を這わせてきた。
「ΣΣ―――――!!!??
まっ、ままま待て待て待てOVER!!!」
OVERはさらに服の上から身体を撫でてきた。
「Σッ!待てって・・・Σッ!いって」
OVERは首に歯を立て、そこに舌を這わせたり吸ってきた。
さらにOVERのゴツゴツした手は胸の位置まで到達し、さらにさらに膝で股を刺激してきた。
本能がいろいろと危ないと察知したリオは真拳を出そうと手を出す。
しかしどうしたのかOVERの動きが止まった。
まだ真拳は出してない。すると耳に寝息が聞こえてきた。
OVERが寝たのだ。
突然の終わりにリオは安堵したり緊張が抜けたり怒りが沸いたりと、感情がぐるぐるしてきた。
ひとまずOVERの下から抜け出そうと持ち上げようとするが重くて出来ない。
「・・・・・おい黄河」
「Σえ!ぁ、はい!!」
実はずっといた黄河は目の前の出来事にあわあわと顔を赤くしていた。
しかしリオの地を這う声色で呼ばれて正気になる。
「今日はこのまま泊めさせてもらうぞ」
「は、はい」
「それと、今あったことは誰にも言うな。いいな?」
「は、はい!!」
最後睨まれ、了承せざるを得なかった。
黄河が部屋から出ていき、リオも寝ようとするが歯を立てられた首の痛みと、先程の行為と前世でもなかった男性との密着にドキドキしてなかなか寝付けずにいた。
「(もし覚えてなかったら同じことしてやる・・!)」
「さすがに歯を立てることは出来なかったなぁ・・・せめて股間刺激してやればよかった・・・つーかどーしてくれんだよコレ・・・」
首を当てていた手をどかしてそこに指を這わせる。歯型の跡がそこにあるのがわかった。
「(それにしても昨日は危なかった・・・もしあの時OVERが寝なかったら・・・・・・・いやいやいやいやないないないない!!/////
何考えてんだオレは!!とりあえず、)
二度とOVERを送るのはゴメンだ・・・」
思わずその先を想像してしまい、頭を勢いよく横に振って必死に否定する。
だが帰路に着くまでの間リオの顔の熱はなかなか治まらなかった。
終わり