アタリハズレのチョコ餃子
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「ギガ!?テメェ何勝手に人の城に入っていやがる!?」
「ゴクン。オレ様はレイちゃんのバレンタインチョコを食べに来ただけじゃん。つかこのチョコと苺ウマイじゃん♪」
「お前を呼んだ覚えねぇんだけど。てか、チョコならkomomo達から貰えば良いだろ!何わざわざ来てんだよ!?」
「いやだな~レイちゃん。レイちゃんがオレ様に本命チョコを渡すの恥ずかしいと思ってこうやってわざわざこんな所まで来たんじゃん」
「こんな所だぁあ!?テメェ言わせておけば!!」
「OVER様落ち着いて下さい!!」
「・・イベント事だからか、残念な頭がもっと残念な事になっていやがる」
怒り心頭なOVERとは反対にレイは蔑んだ目で静かに言った。
「もう1個ー♪」
「おい!これはOVER兄達のだ!!」
「いいじゃんいいじゃん♪アーンッ」
レイの制止も聞かずギガが餃子もどきをまるまるもう1個食べた。
だが、突然笑みを浮かんでいたのに目を見開き、汗をダラダラ流し、叫んだ。
「苦かれぇええええ!!!!??」
後ろに倒れ、畳の上をゴロゴロと転がって苦しんでる。
「水!!水くれじゃん!!!」
「水なら外に池があるぞ」
「水ーーーー!!!」
レイが指を指すとギガは壁を壊して外へ出てった。
「壁を壊すな!!」
「ギガ様、いったいどうしたんだ?」
「ハズレを引いたな」
「ハズレ?」
レイの言葉に振り向くと、ニヤリと笑うレイと額に手を当てて「あちゃー」っと呟く黄河。
2人の表情に男性陣が「やっぱり何か入れたな」と核心つく。
「レイ・・・ギガが食ったあの餃子に何を入れた?」
「聞いてくれよぉ。餃子の皮があと1枚のところでチョコもフルーツも無くなっちまってよ。それで何か代わりのものないかなぁと探してたらカカオ100%のビタチョコとキムチ見つけてよ!せっかくだからこれらを入れようと思ってな。いやぁおもしれーもん見れたなー」
笑いながら説明するレイだが、OVER達は顔面蒼白。
ギガが食べなかったら自分達の誰かがアレを食べてたのかと・・・。
「さっ、邪魔な馬鹿がいなくなった事だし、チョコ食べよーぜ」
「・・・・それもそうだな」
「わーい!」
「オレお茶淹れてきます」
まるで何事も無かったかのようにチョコを食べ始めるレイ達。
バレンタインデーでも、今日もOVER城は平和だ。
ちなみに、池に着いたギガだが大量のアヒル達により埋め尽くされてる為水が飲めず、涙流しながらサイバー都市に帰った。
END