有り難く受け取って
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ちょっとやり過ぎちゃったかな・・・。
♥有り難く受け取って♥
サイバー都市のギガ・ステーションの通路にて、落ち込んでる男が1人。
そこへ金髪の女性が歩いてきた。
「ちょっとそこの牢獄馬鹿、こんなとこで落ち込まないでくれる?カビが生えたりしたらギガに怒られるんじゃないの?」
男が落ち込んでいると言うのに女性は心に傷を負わすような言葉を告げる。
涙目の男―龍牙―は振り返り、女性―ルミナ―を睨む。怖くも何ともないが。
「・・・何しにきたんだよ・・・?」
「義理チョコを作ったからいろんな人達に渡してるの。あとは貴方だけ。はい、どうぞ。どうせ1個も貰ってないんでしょ」
グサッ
チョコが貰える。その事に龍牙が一瞬明るい表情となったが、最後の言葉に深く心に刺さった。
再び落ち込む龍牙にルミナがしゃがみ核心をつく。
「当たりでしょ?」
「テ、テメェ・・勝手に決めつk「決めつけんなって言っても貴方の態度や表情でバレバレよ。
まぁ対した実力も無いくせに威張ってるチンピラにチョコあげたく無いわよね」
グサリ
「ゴフッ」
今までより心にダメージを負った龍牙は吐血し、凹んだ。
「・・・おかしいだろ・・・詩人やソニックが貰えるのは分かるぜ。パナだって頭の車輪を見なければそこそこイケてるぜ?けどな・・Jとクルマンもチョコを貰ったんだぞ!!!アイツら人間かどうか分かんねえのに何で貰えんだよ!!?
何で俺には1個もねーんだよーー!!?? (泣)」
泣き出してしまった龍牙をルミナがやれやれと言った感じで慰めようとする。
「泣かないで。鬱陶しいから」
「慰めるのか落とすのかどっちかにしろ!!」
「え?いいの?どっちかにして」
「ごめんなさい」
落とす可能性が高いと覚った龍牙はすぐに泣き止み土下座した。
「元気出しなさい。貴方に好意を寄せる人が現れて本命チョコを貰えるかもしれないわよ?」
「・・・だと良いんだが・・・」
元気が出ない龍牙にルミナが小さく溜め息を吐く。
そして持ってきたチョコを1つ取り出す。
「ほら、さっさと元気出さないと、貴方の分のチョコ私が食べるわよ」
言うや否や、龍牙が顔を上げたのと同時にそのチョコをパクッと自分が食べた。
「Σってお前が食ったじゃね」
龍牙の言葉は続かなかった。
何故ならルミナの顔が目の前にあり、口を塞がれたから。
唇は暖かく、すると甘いものが流れてきた。
唇が離れ、ルミナは固まってしまった龍牙の目を見て言う。
「ほらね。本命チョコ、貰えたでしょ」
にっこりと微笑を浮かべると、ルミナはその場を去った。
ルミナの言動に固まっていた龍牙だが、その意味が分かると顔がこれでもかと言うくらい真っ赤っかになり、急ぎルミナの後を追い掛けた。
真意を確かめる為に。
END
♥有り難く受け取って♥
サイバー都市のギガ・ステーションの通路にて、落ち込んでる男が1人。
そこへ金髪の女性が歩いてきた。
「ちょっとそこの牢獄馬鹿、こんなとこで落ち込まないでくれる?カビが生えたりしたらギガに怒られるんじゃないの?」
男が落ち込んでいると言うのに女性は心に傷を負わすような言葉を告げる。
涙目の男―龍牙―は振り返り、女性―ルミナ―を睨む。怖くも何ともないが。
「・・・何しにきたんだよ・・・?」
「義理チョコを作ったからいろんな人達に渡してるの。あとは貴方だけ。はい、どうぞ。どうせ1個も貰ってないんでしょ」
グサッ
チョコが貰える。その事に龍牙が一瞬明るい表情となったが、最後の言葉に深く心に刺さった。
再び落ち込む龍牙にルミナがしゃがみ核心をつく。
「当たりでしょ?」
「テ、テメェ・・勝手に決めつk「決めつけんなって言っても貴方の態度や表情でバレバレよ。
まぁ対した実力も無いくせに威張ってるチンピラにチョコあげたく無いわよね」
グサリ
「ゴフッ」
今までより心にダメージを負った龍牙は吐血し、凹んだ。
「・・・おかしいだろ・・・詩人やソニックが貰えるのは分かるぜ。パナだって頭の車輪を見なければそこそこイケてるぜ?けどな・・Jとクルマンもチョコを貰ったんだぞ!!!アイツら人間かどうか分かんねえのに何で貰えんだよ!!?
何で俺には1個もねーんだよーー!!?? (泣)」
泣き出してしまった龍牙をルミナがやれやれと言った感じで慰めようとする。
「泣かないで。鬱陶しいから」
「慰めるのか落とすのかどっちかにしろ!!」
「え?いいの?どっちかにして」
「ごめんなさい」
落とす可能性が高いと覚った龍牙はすぐに泣き止み土下座した。
「元気出しなさい。貴方に好意を寄せる人が現れて本命チョコを貰えるかもしれないわよ?」
「・・・だと良いんだが・・・」
元気が出ない龍牙にルミナが小さく溜め息を吐く。
そして持ってきたチョコを1つ取り出す。
「ほら、さっさと元気出さないと、貴方の分のチョコ私が食べるわよ」
言うや否や、龍牙が顔を上げたのと同時にそのチョコをパクッと自分が食べた。
「Σってお前が食ったじゃね」
龍牙の言葉は続かなかった。
何故ならルミナの顔が目の前にあり、口を塞がれたから。
唇は暖かく、すると甘いものが流れてきた。
唇が離れ、ルミナは固まってしまった龍牙の目を見て言う。
「ほらね。本命チョコ、貰えたでしょ」
にっこりと微笑を浮かべると、ルミナはその場を去った。
ルミナの言動に固まっていた龍牙だが、その意味が分かると顔がこれでもかと言うくらい真っ赤っかになり、急ぎルミナの後を追い掛けた。
真意を確かめる為に。
END