やっぱ汗をかくのが一番治りが早ぇな。



　　　　　　　 ◎病み上がり de 豆まき◎



１週間前、不覚にもインフルエンザにかかっちまった・・・。

まあ熱は早めに下がったから良かったが・・・それ以外がなかなか治らなかったな・・・。

なんか発症してから５日間を経過し、そして２日以上37℃以下に解熱してなきゃ仕事させてくれないとかふざけんな。

ただでさえ依頼がなかなか来なくて毎日が命懸けだっていうのに。

まぁ発症してから５日目の今日、運が良いのか仕事が入ってた。

まだ軽く頭痛するが午前中で終わらせた。

力仕事だったが、鈍った体を動かすには丁度良かった。

・・・が。自宅兼仕事場に帰ろうとしたら頭痛が増し体がふらついてきた。

帰り道の途中にあるOVER兄の城に寄って休む事にした。

何が言いたいんかって？

つまり・・・


「貴様ら下がれ！！レイは私の屋敷に連れて帰って看病する！！こんな古くさいとこにいてはレイの体調は治らないに決まってるだろ！！」

「ハレクラニテメェ！！人の妹連れ出すたぁ良い度胸じゃねぇか。てか誰の城が古くさいんだああ！？」

「ここは最先端医療があるサイバー都市に連れて行った方がレイちゃんも早く治るじゃん。だからここは俺様がレイちゃんをお持ち帰りするじゃん♪」

「いかがわしく言ってんじゃねぇぞギガ！だいたいそれだったら帝国の医療を使った方が良いだろ。よって、帝国の病院に連れてく！」

「「「ふざけんな！！！」」」


・・・撃って良いよな？

もう撃っちゃって良いよな？てかもう撃つ！！


「うっせーーんだよテメー達（ら）ーー！！！💢💢」

バンバンバンバン！

「「「「ぎゃああああ！！！！」」」」


襖越しに撃ったが手応えはあったな。うん。

あ、やべ、OVER兄にも当てちまった。

・・・・・まいっか。そう簡単に死にはしないだろ。←

ハァ・・・一応声掛けてやるか。優しいな俺。


「おーい死んでるかー？」

「「「「せめて安否の確認しろ／してじゃん！！！」」」」

「あ？ただでさえこっちは病み上がりで辛い思いしてるっつーのに近くでギャーギャー騒いでるお前達（ら）が悪いんだろ。声掛けてやった事に優しさを感じろ」

「だったら撃たないでほしかったじゃん」

「あ゛？」(←ドスの効いた声)

「何でもないじゃんっ！」

「うっ、ゴホッゴホッ！」

「おいレイ、横になってろ。ったく、まだ治ってねーのに無理しやがって・・・」

「熱は下がったぞ」

「風邪は熱だけじゃねぇだろ」




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