旧·過去拍手文
「さては、おまえもオナラの海賊のなかまか!?」
「はぁ?そんなダセー海賊知らねーよ」
「しんちゃん!こいつがヘイ・・・オナラの海賊の船長よ!!」
「テメーこのガキ!!何バカな事言ってやがんだ!?」
「い゙っ・・!」
「サラン!!」
力強く絞められ、呻くサラン。
しんのすけが走り出し、船長の足を蹴ったり殴ったりする。
「このこの!サランちゃんをはなせっ!!」
「しんちゃん・・!!」
「ハッハッハ!!こりゃぁいいマッサージだ」
所詮は子供の力、当然効く筈も無く。
それでも諦めず、しんのすけは後ろに回って船長の腰まであるおさげを掴み引っ張り出した。
「このー!」
「このガキ・・・そろそろいい加減にしろ!!」
船長が頭を振ってしんのすけを振り落とそうとする。
しんのすけは離すまいかとおさげを掴み、ぶら下がってる状態となる。
激しく揺れるも、それでも離さない。
「この・・・いい加減離しやがられ!!!」
業を煮やした船長が今までより強く揺らした。
「おおーーー!!」
しんのすけは足を前に突き出して船長の体に足を着けようとする。
ズボッ
「お?」
「∑――!!!オオオ・・・!!!」
しかししんのすけの足は船長の背中でもなく腰でもなくお尻、それも穴に刺さるように着いた。
予想だにしなかった攻撃(?)に船長は膝を付き、サランを離し両手でおしりの穴に当てて苦しんだ。
「あー・・・まっ、おじさんが悪いってことで」
「しんちゃん!今のうちに!」
「おお、そうだった」
「・・・こ、の・・・クソガキャーー!!」
「しんのすけ!!」
キレた船長が剣を抜き、しんのすけに斬りかかろうとする。
マルコやエースが助けに入るより先に、なんとしんのすけが船長に突っ込んだ。
剣を危なっかしいがなんとか避け、船長の真下で止まる。
そして
「とおっ!!!」
コカンッ
「∑∑ッ―――!!!!
・・ハゥ・・・!!!」
力強くジャンプして、船長の股間に頭突きをした。
当然それは大ダメージで、船長は剣を落とし、涙や鼻水を流し、今度こそ倒れた。
「ん~、やな感触~」
「・・・た、倒したのか・・・?」
「あんな小さな子供が・・・」
「・・・・・・・」
「「「「「わああーーー!!!」」」」」
村の人達は大喜び。
サランは嬉し涙を浮かべてしんのすけに抱き付いた。
「しんちゃん!!!」
「おっとっと」
「やったな!しんのすけ!」
「え?オラやったの?」
「ああ!」
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