旧·過去拍手文
「あれ?エースお兄さんたち、なんでいるんだろ?
・・・あーわかった。エースお兄さんたちも早く島にきたかったんだ。
やれやれ~、まだまだ子どもですな~」
「しんのすけ君の知り合い?」
「うん。お知り合い~。
おーい」
しんのすけが声をかけるが突如体を持ち上げられ中断された。
ガサッ
「ん?しんのすけ・・・・・・∑っ!」
「これはこれは。白ひげ海賊団の隊長さん達ではないですか~。
こんな所でお目にかかれて、光栄ですな~」
エース達の前に現れたのはさっきしんのすけ達が逃げた海賊で、2人の脇にしんのすけとサランがそれぞれ抱えられていた。
「よっ」
「しんのすけ!」
「おっと、動くなよ。
まさかこのガキが白ひげ海賊団の知り合いだったとはな・・」
「ヒヒヒ。こりゃあラッキーだ。
白ひげ海賊団の隊長を3人も仕留めたとなりゃ俺達の名が一気に上がるはずだ」
「ハハハハハ!」
「アハハハハ!」
「ギャハハハハハハハ!!!」
やけに大声で笑う仲間に目を向ける。
笑ってはいるが、何故か涙まで浮かべていた。
それもそのはず、その男に抱え込まれたしんのすけが男の脇腹を擽っているのだから。
「コチョコチョコチョコチョ」
「や、やめろ・・!アハ、ハ!俺は、くすぐりにっ、弱い・・・」
力が抜けたのか擽りから逃れたかったからか男はしんのすけを離した。
解放されたしんのすけはサランを捕まえてる男の体をよじ登り出した。
「コラこのクソガキ!降りやがれ!!」
「ふぅー」
「∑あぁん//」
しんのすけは男の耳に息を吹き掛けた。
思わぬ攻撃(?)に男の力が抜け、サランが解放された。
しんのすけはすぐに男から降り、サランの手を掴んで立ち上がらせエース達の元へ走る。
だが男達がこのまま黙ってるはずもなく、武器を手に取りしんのすけに襲い掛かろうとする。
「このクソガキーー!!」
「このままで終わると思うな」
「それは
こっちのセリフだ」
しんのすけに気を取られていたせいで一瞬だが彼等の存在を忘れていた。
「火拳!!」
「「ギャーーーー!!!」」
エースの攻撃に為す術無く、男達は呆気なくやられた。
「おおー!!エースお兄さんの手から火がでた!」
「エースはな、火を自在に出す事が出来る能力者なんだ」
「ほうほう」
「ったく、勝手に島に上陸しやがって。
マルコに怒られるぞ」
「エースお兄さんたちだっているじゃん」
「お前を探しに来たんだよ」
「ほうほう。それはご苦労」
「まったく」
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