旧·過去拍手文



「グラララ。そいつはすまねぇな、グラララ」


「分かればいいんだぞ」


「おい、調子になるなよい」



グラグラ笑って謝る白ひげを許すしんのすけ。


そんなしんのすけを軽くマルコは叱った。



「ところでしんのすけ、お前本当に知らずにここにいたのか?」


「そうみたいだぞ。
ねぇオラ春日部に帰りたいんだけど、ここどこなの?」


「かすかべ?聞いたことねぇな。それはどこかの国の名前か?」


「日本(にっぽん)だぞ!」


「にほん・・・?

マルコ、お前知ってるか?」


「いや、初耳だよい」



次々としんのすけから出てくる言葉にみんな?マークを浮かべる。


ただ1つ言えることは・・・



「なあ、よーくきけよ、とりあえずここは“偉大なる航路(グランドライン)”っていってな、俺たちはずいぶんこの海を航海してきたがそのにほんって国は知らねえ。
だから、その・・・」



マルコはしんのすけと視線を合わせ、どこか言いにくそうに話す。



「つまりだな、」


「・・・オラ、帰れないの?」


「うっ・・・」



しんのすけの悲しそうな眼差しにマルコは胸を痛んだ。



「・・・そ、そういうことだ、よぃ・・・」


「えぇ~~~~~!!!

やだやだやだーー!!!オラおうちに帰りた~~~~い!!!!」



駄々を捏ね始めた幼い子供にクルーたちはどうしようもなく、かといってほっとくわけにもいかずなんとか慰めようと必死にあやす。



「気持ちはわかるけどよ、駄々を捏ねるなって、な?」


「そ、それによお、もしかしたら航海していたらいつかそのにほんって国に着くかもしれねぇぞ」


「・・・いつかっていつなのさ?」


「うっιそ、それは・・・」



一方に駄々をやめないしんのすけにみんなどうすべきか悩む。


そこへウェーブがかかった金髪に豹のタイツを履いたミニスカ美人ナースの一人が白ひげのところに寄り、健康診断の時間だと告げる。



「船長さん、そろそろ健康診断のお時間ですが・・・、」








「ねえおねえさぁん、おねえさんは納豆にネギ入れるタイプ?くつは右からはく?オラと情熱的な航海しな~い///##5X##」




「「「「「ΣΣΣさっきまでの駄々はどこにいったっ!!!!?」」」」」



頬を赤らめアハァンアハァンと笑いナースのお姉さんの足元に寄るしんのすけの開き直り(ナンパ)にクルー全員眼が飛び出しそうなくらい盛大にツッコんだ。


すると、



「グララララ!!やっぱお前おもしれぇな!

おいしんのすけ、世界は広ぇんだ、俺たちの船に乗っていればいつかそのにほんって島に着く。
それまでお前この船にいろ!!」



豪快に言い放つ白ひげの言葉に驚愕するクルーとあっやっぱこうなるのかと思うクルーとその他もろもろの反応を示すクルーたちと別れた。



「文句あるか?」



しかしこの船の船長の命令は絶対。


白ひげのひと睨みでみな一斉に黙って頷いた。



「マルコ、お前が面倒見ろ」


「いっ、俺かよい・・・」


「え~~~~。
オラ、パイナップルのおじさんなんかよりこのお姉さんが良い~」


「なんかってなんだよい。(怒)

それに俺はパイナップルじゃなくてマルコっていうんだよい」



静かに怒るマルコに気にせず、しんのすけは白ひげと話し込む。



「ねぇねぇ、オラしばらくこのおふねに乗って良いの?」


「ああ好きにして良いぜ」


「オオ!じいちゃん太もも!」



――ピシッ



しんのすけの言葉に再びクルーたちは静まり返った、いや、この場合固まったと言った方が正しいだろう。


世界最強の男・白ひげをじいちゃん呼ばわりするんだから。


恐る恐る白ひげを見てどうなるか心配な様子で伺う。



「グララララ!!!ついに俺にも孫ができたか!!」


しかしそんな心配はいらなかったようで、景気に笑う白ひげにみなホット胸を撫で下ろす。



「ああそれと、太ももじゃなくて、太っ腹だよい」


「そうともいう~」



こうして、白ひげ海賊団に嵐を呼ぶ最年少クルー(?)が誕生した。





終わり☆




後書き


しんちゃんが白ひげさんのナースさんにナンパしてそれをクルーたちがツッコムシーンを妄想したことから始まった俺様得混合文!


ここまで付き合っていただきありがとうございます!!!


続き、書けたら書きます!もうしんちゃんとマルコの会話とかしんちゃんとエースがご飯を食べるとか・・・もうネタが溢れて・・・それらを文章に纏めれるかどうか・・・


それでは!
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