奥義10 ハレルヤランド―後編―
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「キサマ、何者だ?」
地面に落とされたハレクラニが廉瓜を睨むが、廉瓜の方がハレクラニを強く睨んだ。
【いろいろとやってくれたな。覚悟はできてるんだろうな?】
ハレクラニの質問に一切答えず小刀を構え、勢いをつけてハレクラニに斬りかかった。
寸でのところで躱すハレクラニだがが髪が数本斬られる。
大きく舌打ちし迎え撃とうと構えるが、その前に廉瓜がすぐ目の前に来ていた。
「っ!!?」
防御を取る前に小刀の柄の先でハレクラニの腹を殴り、俯いた顔を今度は蹴り上げ、小刀を後ろに捨てて拳を作り大きく振り被る。
【これは華蓮の分だ】
力を込めてハレクラニの横顔を殴り、吹っ飛ばした。
その途端闇が晴れ、みんなの体が元に戻った。
無表情だが廉瓜の顔はどこかスッキリしている。
小刀を拾い鞘に納め、ボーボボ達に背を向けるがはっきり聞こえる声で言う。
【……これからも、華蓮の事を頼む】
「!」
―ボン
こうして廉瓜はいなくなり華蓮に戻った。
「華蓮ちゃん!!」
『……っ、ビュティちゃん……っ!!』
バッと上半身を起こしみんなの体を見る。
『みんな…元に戻ったんだね!』
「うん!華蓮ちゃんのおかげだよ!!」
『あたし?…でもあたし、結局何も……』
悲しそうに俯く華蓮の頭をボーボボがポンッと手を置く。
「そんなことはない。お前のおかげでオレ達は元に戻ったんだ。
ありがとう、華蓮」
『………う、うん………?』
よくわからなかったが華蓮はとりあえず頷いた。
そんなやり取りを見てたハレクラニは、弱まっていて絶好のチャンスだった。
「(ぐぐ…何者だ今の男は…?完璧を誇った私の「デスマネー・スゴロク」を崩すとはただ者じゃない…)」
「闇が晴れたのはヤツが弱まった証!!今なら攻撃できる!」
ハレクラニに攻撃を今度こそ与えることに成功。
だがまだハレクラニは余裕の笑みを浮かべている。
「フッ…大はしゃぎだな。まだ私のデスマネー・スゴロクを完全に破ったわけじゃないぞ」
「ならばその自慢のスゴロク、オレの「おもしろスゴロク」で叩き潰そう」
ハレクラニの挑発にボーボボが反撃に出る。
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