[奥義１０ ハレルヤランド―後編―]



「ハレクラニ…テメーを倒し、華蓮の解放とスズを元に戻す!!!」

「キサマらの値打ちを判断してやる。私をがっかりさせるなよ!!!」

「もしもしピザ屋か。MIXピザ１つ!!!」


互いの想いを胸に、ボーボボとハレクラニの戦いは始まる。


「チーズ、多めで頼む」

『首領パッチ君、邪魔になるから離れよ』

「ならば見せてやろうゴージャス真拳を」

「ゴージャス真拳だと!?何だそれは!!?」

「知りたいか？」

「知りたいワン♪すごく知りたいワン♪」

『Σ何で犬になってるの!?』

「いいだろう、ならば教えてやる…ゴージャス真拳とは「おアターーーー！！！！」ぶ！！！」


説明しようとしたハレクラニの顔面にボーボボがラリアットした。


「御託はいい。さっさとかかってこい」

『ボーボボが聞いてきたんでしょ!!』

「………くっ……面白いぞキサマ!!見るがよい、金よ集まれ!!!」


突然ハレクラニの背後にお金がどんどん集まり、それは巨大な鳥の姿へとなった。


『何アレ!?』

「これぞゴージャス真拳奥義｢ゴールデン・フェニックス｣！！！！さあ喰らいつくせ!!!」


襲い掛かろうとするハレクラニの｢ゴールデン・フェニックス｣にボーボボが天の助の頭を掴む。


「よかったな天の助」

「え？何が？」

「買い手が見つかってーーーーー！！！」


そして天の助を投げて身代わりにした。


「ぎゃーー！」

「Σきゃあああ！」

『Σ天の助くーん！』

「ぎゃああああああ溺れるーー！！！金に…金に溺れるーーーー！！！！」

「今、うまいこと言った！！！」

「Σそんな場合じゃないよ！！！」


そしてボーボボも対抗しようとハナクソで｢ゴールデン・フェニックス｣を作り上げた。

だがそれはあまりにも完成度が低く、あまりにも小さく、あまりにもショボかった。

そんなハナクソ達を応援するも、ノリツッコミでハレクラニを殴った。

そのおかげでハレクラニの｢ゴールデン・フェニックス｣が解かれ天の助は無事脱出。


「ならば目障りなヤツから順に１円にしてやる!!まずはキサマだ!!!」

「え、オレ!?目障りでした!!?」


最初のターゲットとして天の助が狙われてしまい、巨大化したお金に包まれてしまう。


「天の助ーー!!!」

『そんな…まさか、天の助君…』

「なんて事だ。天の助が、天の助が…

｢ぬ円｣になっちゃったー！！！！」

「『ΣΣ何それーーー！！？』」


出てきたのは１円玉、ではなく｢ぬ円｣だった。




_