奥義9 ハレルヤランド―前編―
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「……ん、なんだ?また変なの釣り上げたか?」
槍を引こうといくら力を入れてもびくともしない。
下を見ようと顔を覗かせると、刃物が目の前までやって来た。
「!! おわっ!!?」
すぐさま体を反らし、頭に刺さることはなかった。
そして下から人が飛び出てきた。
それは灰色の髪を靡かせて小刀を構える廉瓜だった。
「な、何者だ貴様!?」
「廉瓜…何故お前が出てきた?」
【ヤツの槍が華蓮に刺さるところだったから、俺が出てきた。
こんな夜中にコソコソ殺るような腰抜け野郎にアイツを殺らせたくないからな】
「キ、キサマ…!!」
廉瓜の挑発にカネマールの怒りが上がった。
「オレが腰抜けだと?「電車一」の称号を持つこのオレと、電車の上で勝てると思っているのか!!?」
【………すごいのかそれ?】
「Σ!!!!」
決して悪気があって言ったわけじゃない質問だがカネマールは何かショックを受けてしまったようだ。
「…フッ、フッフッフッハッハッハッ!!!上等だ!!貴様はこのオレが殺す!!!」
「「「オレ達のこと忘れてんじゃねーーー!!!!💢」」」
―バキ
「ぐばっ!!!?」
怒りで一瞬ボーボボ達の存在を忘れてたカネマールにボーボボ達が怒りのドロップキックをカネマールの顔面に喰らわした。
廉瓜はただ見ているだけだったが、前方にあるものに気付き、身を屈めてボーボボ達に忠告を掛ける。
【おい、危ないぞ】
「は?何…」
何が、と言う前にトンネルに入ってしまい、ボーボボ達はトンネルに思いっきりぶつかってしまった。
「ぎゃああああああ!!」
「痛い痛い!!」
「擦れるーー!!!」
「がんばれみんな!!あと少しで出口だ!!!」
そしてトンネルから出られたと思いきや、
「またトンネルだーーーーー!!!!」
ようやくトンネルから出られたと思ったら次は森林地帯に入り、枝にぶつかっていく。
廉瓜は小刀で斬っていき回避していた。
天の助が木の中に潜んでいた大きいおっさんによって電車から落とされた。
ボーボボと首領パッチが心配の声を掛けるがボーボボの手に大きいおっさんの頭の被り物を持っていた。
【お前が落としたんじゃないのか?】
「お前らも落ちろ!!!」
「「わああああああ」」
カネマールによって落とされたが3バカトリオは秘技「影の伝説」跳びによって何とか列車に乗れた。
【…日が昇ってきたな…】
「ああ……ん!あれは…」
列車の進む先には世界一のテーマパーク「ハレルヤランド」が見えてきた。
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