[奥義９ ハレルヤランド―前編―]



数日前にボーボボ抹殺の命令を受けて毛狩り隊に１人の男が帰ってきた。

男の名は“ハレクラニ”。マルハーゲ四天王最後にして最強の男。


スズからハレクラニの話を聞いたヘッポコ丸達は早速倒しに行こうとボーボボに声を掛けるが、ボーボボは虫になっていた。


「無理っスよ…自分害虫ですから…」

「ビビってんじゃねーぞ💢」

「ヤダよー!!行きたくないよー!! (泣)」


自信喪失なボーボボに首領と天の助がスプレーをかけて喝を入れる。


「で、そいつはどこにいるんだ？」

「｢ハレルヤランド（天国広場）｣という世界一のテーマパークにいます」

『え？｢ハレルヤランド｣ってあの有名な？あそこにそのハレクラニってヤツがいるの!?』

「はい」

「行くーーー♥️」


ハレルヤランドに行くと分かった途端ボーボボが虫から蝶になって行く気満々になった。


「マルハーゲ四天王ハレクラニ！相手にとって不足無しだ」

「ああ」


ウサギの似顔が描かれたキャップを被りいつの間にか服が変わったボーボボと首領パッチ。


「Σアンタ達が不足だよ！！！」

『Σ遊びに行く気満々じゃん！！！』

「…でも、実は私も｢ハレルヤランド｣行ってみたかったんだ…」

『あっ、あたしも…』

「んだよ」

「仲間♪仲間♪」


なんやかんや皆行きたがってた。


「お前ハシャぎすぎ!!!💢」

―ﾊﾞｷ

「ぶ!!!」

『Σ天の助君ハシャいでないのに何で殴るの!?』

「でもどうやって行くんだ？」

「この駅から電車で✨」

「Σ駅あったの！！！？」

『いつの間に？』


ボーボボ達の後ろにハレルヤランド行きの電車があった。


「乗車券も７枚あります」


スズが乗車券を見せるが１人分足りず数が合わない。


「バカヤローー!!!１枚足りねーじゃねーか!!!」

「大丈夫、問題ない」

「なら安心♥️」

『…ねぇボーボボ、そのロープは…？』


ボーボボの手にはロープが握られており、華蓮はまたとんでもないことを思い付いたなと予感した。

そして列車の最後尾に天の助をロープで繋ぎ引きずる形となったが問題なく列車は出発した。


「ナイスアイデアーーーー！！！！ (泣)」

『ΣΣどこが！！！？』


場面は変わって、列車の中はなかなか広く、ベッドが１台置いてあった。

ベッドにハシャぐビュティと首領パッチ。

だが次の瞬間首領パッチがビュティをベッドから突き飛ばした。




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