奥義8 OVER城―後編―
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「これで音はしなくなった…」
ひと安心するOVERだが、その頭にいつの間にか黒電話が乗せられリンリン鳴っていた。
「ってクソがーー!!!
誰だーーーー!!!?人の頭に電話乗せやがったヤツはーーー!!?」
今まで以上にブチギレたOVERは黒電話を投げ付け問い詰めるがボーボボ達は必死に否定する。
が、天の助の頭には黒電話はなく、代わりに携帯電話が乗せられていた。
「テメーじゃねーか!!!!」
「バレたー!!!」
その隙をボーボボが攻撃を仕掛ける。
「ナタデココはどうやら生き残った!」
「ぐおっ!!!」
何とかOVERに攻撃出来たが上着だけが破れた。
「ぐっ…久し振りだぜ…ここまで腹が立ったのはよぉ…」
振り返ったOVERの胸の中心には何かのマークとそれを囲む6つのランプがあり、内4つは赤く点灯している。
【…なんだ、アレ…?】
「誉めてやるぜ、オレを4回も怒らせているんだからな。
後2回だ!!後2回オレを怒らせたら怒りのパワーが溜り、オレは真の姿に戻ることができる」
「何ィ!!!」
「真の姿に戻ったオレは今の比じゃないぜ。一瞬でキサマらを屍に変える」
「(まずい…ヤツを怒らせたらダメだ!!!)」
【だったらその前に、お前を倒せば良いだけの話】
「待て廉瓜!!!お前が戦ったら後2回怒らせるだけだ!!!オレが行く!!!!」
小刀を構える廉瓜を制止するが、天の助がからかいながらOVERの頭をぺちぺち叩き、1つランプを点灯させてしまった。
天の助にドロップキックさせたボーボボはOVERに謝り、詫びとしてビックリマンシールを渡すが、結果怒らせてしまい、怒りのパワーは溜ってしまった。
「ギィィー!!!」
「ぎゃああ!!!」
【ダメじゃねぇか】
「溜ったぞ―――ゲームオーバーだ!!!これで真の姿に戻れるぞー!!!」
「しまったーー!!!真の姿になるぞーーーーーー!!!!」
「あ…あ…」
「どうなるんだ!!?どうなるんだ!!?」
「ギギギィーーーーーー!!!」
「「「うわああああああ!!」」」
まばゆい光が辺り一帯を飲み込み、光が止み砂埃が舞う。
そして砂埃が晴れ、現れたのはOVERの真の姿、
「魚雷ガーール!!!!!」
魚雷に手足が生えシャネルのバッグを持った女性、魚雷ガールだった。
あまりの変わりように廉瓜以外皆やる気を一気に消失した。
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