奥義7 OVER城―前編―
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『どうやって開ければいいの?』
「その扉はルビーしか開けることができないんだけど、開けてあげてもいいよ」
「「「!!」」」
『え!?いいの?』
「うん。本当はアナタ達を殺せって言われてるけど、ルビー争い事キライだし…それに人と話するの久しぶりで楽しいから。
だからルビーをもっと楽しませてくれたら通してあげる!!」
ルビーの笑顔に華蓮は『(この子、本当は敵じゃないんだ)』と思い、ルビーに近寄り方膝を付きそっと頭を撫でた。
『うん!じゃあお姉ちゃん達と一緒に遊ぼうか!』
にっこり微笑む華蓮の笑顔に一瞬ルビーは見とれていたが、気を取り戻し大きく頷いた。
そしてボーボボ達もルビーを楽しませようとするが、どれも楽しませることができず撃沈。
そしてビュティの提案でお人形遊びをすることとなり、皆楽しく遊び始めた。
そして1時間が経った。
『…ねぇビュティちゃん、いくら何でも遊びすぎだと思わない?』
「うん…。みんないつまで遊ぶ気だろう?」
2人が疑問を口にしているとルビーが話し掛けてきた。
だがそれはさっきまでのとは違い、まるで別の人格のような雰囲気だった。
「フフ…今頃気付いても遅いわよ」
「え?」
「彼らはすでに私の術中にはまっているわ」
『(! この子雰囲気が変わった!!!)』
「私はOVER様に仕える必殺五忍衆の1人ルビー。私の能力は「ブレインウォッシング」。私と遊んだ者を無意識に洗脳することができるの」
『そんな…まさか…!!』
「ボーボボ!!!」
「ムダだよ。あなた達の声は聞こえていない。彼らは私が完璧に洗脳したもの。「一生遊び続ける」ってね。
彼らの表情を見れば一目で洗脳されているということがわかるわ」
「『え!!?』」
「「「「心配するなビュティ、華蓮。オレ達は洗脳なんかされちゃいない」」」」
振り返った彼らの目はキラリンリンと輝かせ幼稚みたいな目になっていた。
「『(ΣΣ洗脳されてるーーーー!!!!)』」
「じゃあ今までのは全部演技だったのね!!」
『そんな…だましたの!!!』
「だまされる方が悪いのよ」
ルビーの容赦無い言葉に華蓮がギリと歯を食い縛る。
自分の不甲斐なさにイラついて。
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