奥義4 Zブロック基地
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「2人共、自分の気持ちに素直になって!!」
「こっちもヤバイぞ」
『え?』
観客席には埋め尽くすほどのZブロック隊員達がいた。
『うそ、こんなに…』
「おいおい、一体全部で何人いるんだ…。コイツら全員天の助レベルだっていうのかよ…。
(オレ1人でビュティや華蓮を守れるのか…)」
「フッフッフ…オレ達は実はただの隊員じゃないのさ」
『…どういうこと?』
「ハッハッハ、オレ達の正体は一流シェフなのでございます!!!!」
毛狩り隊員――一流シェフ達にヘッポコ丸が攻撃をするが全く効かない。
「ではさっそく、そこの赤髪の少女を奪い、残りの2人は殺すとしますか」
「Σっ!! (やはり狙いは華蓮か!!)」
「死ねーー!!!!」
「きゃああああああ!」
シェフ達が一斉にビュティ達に襲い掛かってきた。
が、あまりの数の多さにどちらも身動き取れなくなってしまった。
『きゃあああああ!!』
「っ!華蓮ちゃん!!」
シェフ達に流されてビュティと離れてしまった華蓮。
ビュティやヘッポコ丸が駆け付けようにも動くことが出来ない。
暫くして、酸欠状態に陥り、シェフ達によって押し潰されようとされていた。
「アナタ達が押し潰されて死ぬのも、もはや時間の問題ですよ」
「(…も、だめ…)」
ビュティが諦めたその時、大きな爆発が起こった。
唯一自由に動ける首をその爆発の方へ向けると次々とシェフたちが吹き飛びなぎ倒されていく。
「(あの方向は……華蓮ちゃん…!!)」
そしてビュティとヘッポコ丸を押し潰していたシェフ達も吹き飛ばされた。
ようやく自由になった体で華蓮の姿を捉えようと振り向く。
が、
「華蓮ちゃ……っ!」
その場に居たのは華蓮ではなく、灰色の腰までの長髪を後ろに一纏めにし、華蓮がいつも携えている小刀を持った“青年”が居た。
「…だ、誰…?」
ビュティは声を発するのを途中で止めまじまじと青年を見た。
「…おい、お前は誰だ!?
何故お前が華蓮の小刀を持っている!?
華蓮をどこにやった!!?」
驚き眼を見開くビュティとは反対にヘッポコ丸は青年に怒りを捲し立て問い詰める。
青年は静かにビュティ達の方へ視線をやる。
そして一歩前に出るとヘッポコ丸はビュティを庇うように構える。
するとラジオマンが爆発した。
「うわっ!!?今度は何だ!?」
2人は青年から視線を外しラジオマンの方へ視線を向ける。
そこにはドラゴンになったボーボボが暴れていた。
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