奥義20 裏マルハーゲ帝国―前編―
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「(くっ…この世界に入った人数が多すぎた…さすがにキツいな…。ちゃんと修行しときゃよかった…。ちっ…とどめをささなかったが元の世界に戻すか…)」
汗だくで辛そうな破天荒が解除しようとする。
が、
「バサロターン!!」
―ドゴ
「ごばっ!!」
「この世界は私のものよ♥️」
「魚雷にのっとられたぜ」
「フッ」
「私の錠は誰にも触らせない。さあ私の眠れる力ってのを見せてあげるわ」
「フ…バカね。この世界の
そう、錠を開けられるのはこの世界の支配者、つまり破天荒のカギのみ。
しかし破天荒がいなくなった今開ける事が出来ない。
しかしそんな事魚雷ガールにはどうって事なかった。
泥棒の格好をしてなんとピッキングで無理矢理こじ開けた。
開錠された魚雷ガール。
魚雷から巨大戦艦へと変わった。
「いやこれ眠りし力とかそーゆーレベルじゃないだろ!!」
「てか戦艦じゃん!!」
こればかりは冷静なツッコミなど出来ず叫ぶ。
戦艦の司令室にはいつの間に入ったのかボーボボと右目には眼帯左目はダイヤを嵌めた首領パッチがいた。
「撃てーーっ!!!!」
『前見えないんじゃない?』
「極悪斬血真拳奥義「フォーリング魚雷2004」!!!!」
―ズガガガガガガガガ
「ぎゃあああああああーー!!!
(がはっ…これが表の世界の人間の力…強すぎ…)」
元の世界に戻り、LOVEを撃破して勝利を納めた。
「やったー勝った!!」
『あれ?破天荒さんは?』
探せば床に突っ伏して倒れてる破天荒を見つけた。
『破天荒さん!』
「あの魚雷…いつか絶対ぶっ殺す…」
『大丈夫ですか?』
「華蓮…」
手を差し伸べて心配する華蓮の心遣いにスゥッと怒りが沈んでいく。
その手を掴み、起き上がる。
「(結局オイシイとこ魚雷に持ってかれて、華蓮にイイとこ見せられなかったな…)
ハァ~…」
『? (んーと…敵を倒したのは魚雷さんだけど…魚雷さんの力を発揮させたのは破天荒さんの奥義のおかげなんだよね。じゃあこれは2人の活躍ってことになるよね)
破天荒さん』
「ん?」
『スゴイ奥義でしたよ。この調子で(みんなと協力し合って)頑張りましょう』
拳を胸の高さまで上げて微笑む華蓮。
励ます彼女に、その笑顔にドキッと胸が高なった。
「華蓮…!」
破天荒が衝動的に抱き締めようと手を伸ばす。
「何色気付いてんだテメーー!!!」
―バゴッ
「ブゴッ!!?」
『Σわっ!!』
そこへ魚雷ガールが破天荒に思いっきり突っ込んできた。
「テメー私の奴隷の分際でイイ気になってんじゃないわよ!!」
「ふご!」
『ぎょ、魚雷さん!!破天荒さん疲れきってるからその辺で…』
「アナタも!むやみに男をたらしこまないように!!」
『Σあたしたらしこんだ覚えないですよ!!』
「………ハァ~」
『何ですかその溜め息!?』
鈍感な華蓮に、ボーボボ達も密かに溜め息を吐いていた事に彼女だけ知らない。
続く
27/27ページ