奥義20 裏マルハーゲ帝国―前編―
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そしてLOVEが対戦相手として選んだのは破天荒だ。
「次に私達と戦うのは…金パツのアナタよ!!」
「Σゲ!」
「コレクションにほしいわ。カッコイイから♥️」
「イヤだね、変態がうつる」
「残りの2人は決めさせてあげるのに…」
破天荒が拒否するがLOVEの言葉に真っ先に首領パッチに抱き付き誘った。
「おやびーーん、ともに戦いましょう!!」
「!!」
『(なんて単純な人なんだ…ι)』
「OK!残る1人はこの田楽マン「オレだ」………はい…」
田楽マンが名乗り出ようとしたがOVERに頭を強く掴まれ退いた。
「じゃあ、この3人でつぶさせてもらうぜ」
「トイレの仕組みがわかりません」
「
『(この3人で大丈夫かな…?)』
「3狩リア開始よ!!ニクニク星人やっておしまい!!」
「「ニクニクーー!!」」
闇G・Hブロック隊長ニクニク星人2匹が襲い掛かってきた。
「Σちょ、何あの子達?激カワイイ!!!」
「かわいいかアレ?」
「アハハハ~~おいで坊や達~~~~~~♥️」
「「ニクニクーー!」」
『何かメロドラマみたいな展開になった!!』
「おやびんコイツらデブの要因“ゼイ肉”ですよ!!」
「Σなぬ!!?」
ゼイ肉・・・それは乙女の敵!!!
よく見るとニクニク星人の顔が妖怪のように見え、さらに「太れ~」と言っているように聞こえてきた。
「ドラァァーーーー全国の乙女の怒りーーーーーーーー!!!」
―ゴッ ゴッ ゴッ ドゴ ガッ
「出たーーー!!おやびん必殺鬼の5段蹴り!!! (感涙)」
ニクニク星人×2匹撃破。
しかしそれによりLOVEがコンベアーのスピードを上げ筋肉づけにしようとする。
当然筋肉づけになりたくない首領パッチ達はコンベアーの上を逆走する。
すると首領パッチがOVERに様子を見てこいと蹴ってきた。
「オラーーーOVER!テメー行って様子見てこいや!」
「そーだそーだ!」
「な?キサマら!!」
「OVER…アンタ毎晩のように寝言で「筋肉ほしい」って言うてたやないの………」
「言うかっ!!つくるな!!💢」
「えーーーいラチがあかないわね!私自ら始末してあげるわよ!!」
「げ」
「来やがったな変態趣味悪女!!!」
LOVEがコンベアーの上を走りこちらにやって来た。
OVERが迎え撃とうと前に出る。
「どいてろ!この女はオレしか倒せねえ!!」
「OVERのヤツ、筋肉ガス浴びてゴリラみたいにならねーかな」
「アッハッハ、そりゃいい」
「殺すぞ!!💢」
首領パッチと破天荒の会話にOVERがLOVEから視線を外す。
その隙を見逃さずLOVEが背後からOVERに抱き付いた。
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