奥義20 裏マルハーゲ帝国―前編―
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そこでハッと気付き、ボーボボ達に振り向く。
ある者は凝視したり、ある者は視線を逸らしたり、ある者は鼻血を出したり、等々・・ただ共通して言える事は全員顔が真っ赤だと言う事。
『いやああーーーみんな見ないでーーー!!!/////』
「そういえば廉瓜さんは?」
先程から廉瓜が一言も発せず、どうしたのだろうと彼がいた方に振り向く。
廉瓜はいたが、華蓮達の姿を見てない。
オカキ達のも見てない。
と言うか見れない。
何故なら彼はお化けの顔が描かれた白い布を頭から被られ見れない状態になっているから。
「Σ一番手抜きな仮装だ!」
しかしそれだけではなく、先程から微動だにしないし、一言も喋らない。
『どうしたの?返事して!』
「無駄だ、ヤツの精神は今その布の世界に誘われ、じきに崩壊する」
『何!?』
「その布は誰もが恐れるもっとも恐ろしい悪夢を見せられ、体験させられるのだ。
筋肉ムキムキの青ヒゲを生やしたオネェ集団に囲まれ襲われるという恐ろしい悪夢にな!!ブホホホホ!!どうだ!?身の毛もよだつだろ!!」
オカキの説明に華蓮達は微妙な反応をする。
「さて、これで邪魔者はいなくなった。さぁ、ハァハァ…ここからはパーリーナイトとイこうじゃないか…ハァハァ///」
「まずは私のロープ縛りで恥ずかしい体勢にして」
「おいらが体の隅々までヌルヌルして」
「キモチよくしてあげる…ハァハァハァハァ」
「『ひぃぃ!!』」
3人のギラギラした目や変態発言に華蓮とビュティは恐怖し、抱き合う。
「あぁぁ…その間に挟まれたい…///」
オカキの発言に耳を塞ぎたくなった。
頼みの綱の廉瓜が戦闘不能状態になってしまい、万事休すに陥る。
けど、だからこそ、自分が何とかしなければいけない。
華蓮は震える体を叱咤して廉瓜の元に近付き、その手から小刀を取る。
『…さ、させない…。アンタ達なんかに…あたしも、ビュティちゃんも恥ずかしい思いなんてさせない…』
「華蓮ちゃん…」
「ブホホホ、いいねいいね♪強気でいて、実は怯えているその
「華蓮ちゃんをバカにするな!!」
『ビュティちゃん』
「華蓮ちゃん、私も戦う」
ビュティの強い目に、華蓮は頷く。
すると、廉瓜の指がピクンと動いた。
「さぁパーリーナイトの始まりだーーー!!!trick or trickーー!!」
「華蓮ーー!!ビュティーー!!」
オカキ達が襲ってきた。
しかし華蓮達の前に人影が立つ。
華蓮から小刀を奪った廉瓜は霧を纏わせ、オカキ達を一閃した。
「「「ぎゃああああ!!?」」」
「廉瓜さん!?」
「バ、バカな!?今ヤツには意識が無いはず!!何故だ!?」
_