奥義20 裏マルハーゲ帝国―前編―
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「チッ、男にはこれっぽちも興味無いわい!!仕方無いオレ1人で可愛がってあげるぞーーー!!」
「ぎゃーーー華蓮とビュティが変態野郎に襲われるーーー!!!」
『ビュ、ビュティちゃん下がって…あたしが、何とかするから…』
「華蓮ちゃんその気持ちだけで十分だから無理しないで!!」
「ハァ…ハァ…その怯えた顔がたまらん/// その顔が恍惚に喘ぐ様を想像すると我慢が出来ーーーん!!!」
「出た!オカキ様の必殺「早脱ぎ」!!いつでも襲えるように全身にローションを塗りたくってるので早く脱ぐことが出来る神業!!」
「Σいやそれ神業でも何でもねぇぞ!!!」
オカキが黒衣を脱ぎながらジャンプし、頭から華蓮とビュティに突っ込もうとする。
オカキの変態発言に悪寒がして一瞬固まってしまった華蓮が反応に遅れてしまう。
【させるか】
『ぁ、待って…』
―ボン
「Σ! 何だ?」
華蓮から煙が上がり、驚くオカキ。
だが特に警戒もせずそのまま突っ込んでいく。
すると煙の中から足が飛び出し、顔面にめり込んだ。
「ぎゃ!!?」
蛙が潰れた声を出すオカキだが煙の中から飛び出した廉瓜が間を空けず殴って吹っ飛ばす。
「ぶべぇーー!!!」
「「オカキ様!!」」
【気持ち悪い顔で華蓮に近付くな】
「廉瓜さん!」
「よっしゃー廉瓜に替わったんならひと安心だ!廉瓜やっちまえーー!」
廉瓜が小刀に手を伸ばすが、無い。
腰に差してある筈なのにと、思わず視線をずらす。
『ケホッケホッ。な、何なのこの煙?』
【!?】
「え!?」
今この場にいない筈の声が聞こえ、廉瓜達が煙の中を凝視する。
煙が晴れ、そこには何故か華蓮がいた。
華蓮が目を開ければ、目の前に驚きに目を見開いてこちらを見る青年がいた。
【…お前、何で…!?】
初めて会ったのに初対面な感じがせず、聞き覚えのあるその声にある確信をつく。
『…もしかして…いつもあたしを助けてくれてる人?いつもあたしがピンチの時、アナタがこうやって出てきてくれているの?』
華蓮の質問に、廉瓜は答えるべきか悩む表情を見せ、それ以前に何故分離しているのか頭が混乱して、どう言葉を発せればいいのかわからず顔を背ける。
「…華蓮ちゃんがいて、でも廉瓜さんもいて……、一体、どうなってるの…?」
「くぁぁぁ~男に殴られたー」
「大丈夫ですかオカキ様!」
廉瓜はオカキ達の声にハッと我に返り、華蓮とビュティを守るように前に立つ。
【解明するのは後だ。まずはアイツらを倒す!!】
_