奥義20 裏マルハーゲ帝国―前編―
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それぞれビンゴカードが配れ、金天ボのは真ん中以外全て「エビ」だった。
「じゃあいくぜ」
「ちょっと待て!何だその紙?ヒキョーだぞテメー!」
絶望君にも配われたが、「自殺」に「老衰」に「夢がやぶれる」等の単語ばかりだ。
「Σ何だこのネガティブなビンゴ!?揃えたくねーーー!海カンケーねーし」
そして首領パッチに至ってはパズルだった。
「このビンゴ、オレが勝つ」
『Σビンゴですらねーーー!』
「Σおやびん、それ手でカシャカシャ揃えるヤツですよ!!」
首領パッチは破天荒と協力してパズルを揃えていく。
最初の生物が出てきた。エビだ。
瞬間金天ボがビンゴして、クリムゾン達が溺れた。
「情けねえヤツらだな。……オレのギャンブル魂を満足させてくれよ。じゃあ次はキサマらに有利なギャンブルにしてやるよ」
金天ボが指を鳴らすと、クリムゾン達と首領パッチを囲むように大量の大砲が現れた。
「「大砲ロシアンルーレット」だ!!」
「Σ何ィィーーーーーーー!!!てめーロシアンルーレットの意味知ってんのか!?これ死ぬだろ確率100%で!!!」
『何故に首領パッチ君も巻き添えに!?』
「なお、一発撃てば全ての大砲に引火するぜ」
「これロシアーーン?」
「もはやギャンブルじゃねえ、殺戮だ!!!」
「グッドラック」
―ポチ
―ドゴーン
「「「「ぎょへえええええ!!」」」」
ちょっとばかし、敵が可哀想に思った華蓮だった。
クリムゾンが銃弾1発を入れた拳銃を取り出し、金天ボにロシアンルーレットを持ちかけた。
しかし金天ボがこめかみに銃口を押し付け、一気に5回引き金を引き、勝った。
金天ボの行動にクリムゾンが青ざめる。
全弾入った拳銃をこめかみに押し付け、一気に5回引き金を引いた余裕顔の首領パッチの行動にも青ざめる。
「さぁ最終ギャンブルは全員参加型「超命がけ運命ルーレット」だ!!!」
「わあああああ!」
「何だこれは?」
「玉はテメーら自身だ!!命を賭けろよ!!」
“セーフティー”に入れば生き残り、“OUT”に入るととろろ地獄を浴びせられる。
さらにこのルーレットには地雷も埋まっている。
「くそ、裏四天王の実力見せてやるーー!!」
クリムゾンが絶眼拳で華蓮を襲おうとする。
『Σこっち来た!アンタの思い通りに……Σあれ?無い!』
小刀で迎え撃とうとするが、服が変えられたからか小刀が無い。
華蓮が腕で防御しようとすると意識が遠退きそうになってきた。
きっと廉瓜が入れ替わろうとしているのだろう。
だが突然華蓮の体が暖かい何かに包まれ、耳に斬られる音とクリムゾンの悲鳴が聞こえた。
何が起こったのか、顔を上げるとOVERの顔が間近にあり、驚く。
_