奥義19 新皇帝決定戦―後編―
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「首輪見つけたよ」
「でかいな」
『へっくんが自分でつけてくれれば…よしっ』
「Σ華蓮ちゃん!?」
突然華蓮がヘッポコ丸の首輪を引きずってヘッポコ丸に近付く。
『へっくん、私を肩に乗せて!』
「華蓮よせ!今のヘッポコ丸は危険…」
「だぶ」
ヘッポコ丸が華蓮に手を差し伸べると乗せ、自身の肩に乗せる。
『よしよし、いい子ねー』
「だぶぁ♪」
『じゃあこの首輪を自分で付けれるかな?』
「だぶ!」
「「「「(華蓮/ちゃんの言う事素直に聞いてるーーー!!!)」」」」
華蓮が頬を撫でてあげれるとヘッポコ丸は大変喜び、首輪を自分で付けた。
ヘッポコ丸が正気に戻ったのと同時に闇力の効力がきれ、ヘッポコ丸の体が小さくなった。
『きゃあ!?』
「Σ!? 華蓮!!」
ヘッポコ丸の体が小さくなったので華蓮がバランスを崩し肩から落ちた。
何故華蓮がすぐ近くで、それも一緒に落ちているのか分からなかったが、ヘッポコ丸は咄嗟に手を伸ばし、自分の方へ抱き寄せた。
地面に落ちる際自身の背中を下にし、華蓮を上にして庇った。
「イッテ…」
「へっくん!華蓮ちゃん!」
『へっくん!ごめん!』
「華蓮、怪我は?」
『私なら大丈夫、でもへっくんが…』
「オレなら大丈夫、鍛えてるから」
「「へっきゅーーん!!」」
「ぶぼっ!!」
『Σわっ』
「へっきゅん元に戻って良かったー!」
「私達心配で心配で!」
「ちょ、離せ…!」
『ちょっと2人共!!へっくんの上から退きなよ!!』
甘い雰囲気な華蓮とヘッポコ丸を邪魔すべく、パチ美化と天子化した首領パッチと天の助がヘッポコ丸の上に乗り抱き付く。
そんな2人の行動がウザかったのかボーボボが2人を蹴って退かした。
「大丈夫か?」
「は、はい…何とか。ハッ!そういえばアイツは?」
『ハロンオニならコパッチになって更正するみたいよ』
「Σコパッチに!?いったい何があった?」
「まぁ…いろいろとありまして…」
「まずい!こんなところで油売ってたせいで時間がない!急いで行くぞ」
「油はいかがですかー?」
「サラダ油に胡麻油、ガマガエルの脂もあるよー」
『けど山頂まで距離あるし、バッチもまだそんなに集めてないよ』
「安心しろ、こんな時のためのある秘策がある。これだ!」
「……ソリ?」
「ああ、全員乗れ!」
「でもボーボボさん、誰がソリを轢くんですか?」
「いるじゃないか。そこに」
油売り屋を営む首領パッチと天の助に犬セットを身に付けさせ、ロープを口にくわえさせ、教鞭を手に持ち、そして
「走れーー駄犬共ーー!!」
―バシーン
「「ぎゃいーーん!!」」
首領パッチと天の助を叩き、その痛さに2人はもの凄いスピードで走りだした。
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