奥義19 新皇帝決定戦―後編―
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『(被害が増大したーー!!)』
「おのれクソ共がーーーー!!「闇継承の儀」発動だーー!!!」
―ボゴゴゴゴーン
『何あれ?黒い石板?というか「闇継承の儀」って…』
「解放「ソード闇拳」!暗黒へ帰れ我が力!!そしてその代償として…闇よ今こそ我と1つに!!!」
ハロンオニの体からソード闇拳が出て、それを割ると石板から電気が走りハロンオニを打つ。
するとハロンオニの姿が一変して青年の姿に――ハロンオニ2へとなった。
「……ふう……まさかこの世界でこの姿になるとはな…」
「Σパワーアップした!!?」
『何あれ…?さっきまでのと雰囲気も全然違う!!』
ビュティと華蓮がハロンオニ2の姿に驚愕する一方、ヘッポコ丸はボーボボ達でトーテムポールを作っていて全然見てない。
見たとしてもリアクションが薄かった。
「マズイよアイツ…!」
「サザンパ!!!」
『Σ攻撃もさっきより強力!!』
そしてその攻撃は首領パッチに向かっていた。
避けようにもトーテムポールの真ん中で避ける事が出来ず、万事休すかと思ったその時、なんとハンペンが前に出て首領パッチを庇った。
変わりに自分はカニさん型に切られ、倒れた。
「ぐばっ!!!」
「何でだ!?何でオレを助けたんだよ」
「お前はどの食べ物よりハンペンを好いていた。…ひと目見た時から気付いておった…ハンペンとしてそんなヤツを見殺しには出来なかった…」
「ハンペン!!」
昨日の夜、首領パッチがハンペンはそれほど好きでないので残したと言うのを、ハンペンは知らない。
カニとなったハンペンはボーボボに海に連れてってもらい、遊んだ。
首領パッチは涙を流し、自己嫌悪に陥る。
「オレのせいだ!!オレのせいでハンペンはカニになったんだ!!それなのにオレってヤツはたいしてハンペン好きじゃなくてスキヤキ食べてたーーーうわああーーーーーーーーオレってやつはーーーー!!!」
そのすぐ近くにハロンオニ2が剣を構えて近付いてる事に気付いてない。
「あぶない!」
『首領パッチ君横見て!』
「死んで詫びて来な!」
「『首領パッチ君ーーーー!!!』」
ハロンオニ2の剣が首領パッチを捉えて振るった。
しかしその場に首領パッチの姿がない。
ハロンオニ2が後ろに、自身の剣に振り向く。
「………オレってヤツが、許せねえよ」
そこには、首領パッチにして首領パッチではないのがいた。
「何だ!?首領パッチにいったい何が!?」
「なら死ね!」
ハロンオニ2が剣ごと首領パッチを地面に叩き付けた。
しかし叩きつけられる前に首領パッチはハロンオニ2から距離を取った。
「ねーーねーー、どうしちゃったのキミ?」
「目の前の敵に集中しろ。おしゃべりは後だ」
「(え…何?このまともな首領パッチ?)」
『……首領パッチ君、なの?』
「何だキサマ?」
「怒んパッチ」
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