奥義16 旧毛狩り隊④
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ビュティは涙を手の甲で拭い取りもう一度目を向ける。
ボーボボと首領パッチは手を振っていた。
「(いたーーー!!!んで、手ふってるーー!!!)」
「あ~~あ、見つかっちゃった」
「バ…バカな!!?コイツ
「スゴイ!!やっぱり2人は生きていた」
「な、言ったろ」
【ウソをつけ】
「だがしかし、私の体から出ることはできんぞ!ハッハッハーーどうする!!?」
目を凝らして見れば、ボーボボはご飯をよそい、首領パッチは新聞を読んでる。
【……おい、アイツら居座り始めたぞ】
「何ィーーーー!!!!」
暫くすると、3世の口の中からロケット花火が無数飛び出し、さらに竜巻が出てきて、さらにさらに体が回り始めた。
そこを好機と見たのか天の助とOVERがしゃしゃり出てきた。
「おっしゃーーー目立つチャンス!!」
「ギギギーー殺すチャンスーーーーーー!!」
天の助が3世の口の中に体の下半分入り、OVERが3世の体をあちこち切り刻む。
「「完成!!!超極悪ハジケ奥義「青春のめくるめく
「やりたい放題だーーー!!!!」
すると3世の口の中からボーボボと首領パッチ2人が奥義を出しながら戻ってきた。
「鼻毛真拳超超超奥義「W歯医者」!!!!」
「C3のB」
「左上C2」
「ゴフッ!!」
「(Σショボッ!!!)」
【地味だな】
「やったーーー!2人が戻って来た!!」
「ダブル…」
ボーボボ(と首領パッチ)が出てきたからか、3世が人間の姿に戻った。
「ぐぬぬぬ…何だコイツ
「元に戻ったなツルリーナ3世!テメーに毛の力は荷が重い!!!」
―バキ
「ぶ!!」
3世の顔面を一発殴り、2人は完全に出てきた。
「ぐ…
「僕は犬だよ!!犬!!」
「どっちでもいいよ!!」
【………3世、お前は人間を甘く見すぎだ】
「何…」
【人間は…弱く、1人じゃ何もできない存在だが、誰かを護るためなら身の危険も感じず体を張って立ち向かう。
そういう強いヤツを、俺は知っている】
ビュティは覚った。華蓮の事を言っているのだと。
【3世、お前ははっきり言って人間よりも弱い】
「ほざけ!!!私は皇帝だ!!!
首領パッチと天の助が3世の足下で媚を売ってる。
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