奥義16 旧毛狩り隊④
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「
―ガシャーーーン
【Σ! しまった】
「目障りだ、消えろ!!
地面から無数の鎖が廉瓜を縛って体の自由を奪い、その隙に3世がトランプを右手に纏わせながら廉瓜の腹を狙いに定め攻撃してきた。
当然避ける事も出来ず、廉瓜は直撃を受けてしまう。
【がはっ!!】
「廉瓜さん!」
鎖が斬れ、廉瓜の体は倒れそうになるが倒れる事無く、黒紫色の霧を出して傷を一瞬で癒した。
「!! 何!??」
さらに休む事無く霧を小刀に纏わせ、勢いをつけて驚愕している3世に斬りかかる。
すぐに3世は我に返り、廉瓜の攻撃を防いでいく。
状況は廉瓜が優勢だが、だんだん顔色が悪くなってきた。
そこへ、ほんの一瞬、体勢を崩してしまい、それを3世が見逃す筈が無くすぐさま攻撃してきた。
心臓目掛けての攻撃を、廉瓜はギリギリ体勢を立て直し直撃を避けた。
3世の攻撃が脇を掠め、同時に3世の顔を蹴って後ろに退く。
膝を付き、辛そうな表情で3世を睨む廉瓜は目と勾玉が黒くなりかけていた。
ちなみに脇の傷は黒紫色の霧で治した為既に無くなった。
3世は廉瓜の体から出てる黒紫色の霧を見て、ある答えを導き出す。
「その力……まさかその力は……闇の力か!?」
廉瓜は無表情でいるがビュティ達はどういう事だという顔をする。
「闇の…力…?」
「キサマ、その力をどこで手に入れた!?」
【ハァ…ハァ……答える気は無いし、お前が知る必要の無いことだ】
「何だと…」
廉瓜の素っ気ない態度に3世に苛つきが生じる。
「闇の力…なるほど。以前オレ様の攻撃を一瞬にして治したアレは闇の力だったってわけか…。
(だが、たしか闇の力は…)」
OVERが思考に更けている間にも廉瓜は小刀を構え3世を睨む。
【あまり長いはできねぇ…速攻でケリをつける!!!】
「待って廉瓜さん!ボーボボ!首領パッチ君!お願い返事をして!!」
ビュティが涙を流しながら叫ぶ。
「ムダな叫びだ。ヤツらは死んだ」
「…!ボーボボ!首領パッチ君!お願い!!」
必死に叫ぶが、彼らからの返事が返ってこない。
・・・だが、
【……!おい、3世の胸の中心見てみろ】
「?」
言われた通り3世の胸の中心を見る。
小さいが、そこにボーボボと首領パッチがいた。
彼らは自分達の存在が気付かれるや否や赤いカーテンを閉めた。
_