奥義14 旧毛狩り隊②
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「Σ何ィ!!?」
『…!!』
【相手の攻撃を利用するとはこういう事だ。だがまだ油断はするな。また来るぞ】
『Σ!』
「くっそーー!これで終わりだポン!!」
またしても輪っかが投げられた。
それも先程よりも回転力を増して。
向かってくる輪っかをギリギリまで引き寄せ、そして来るとしゃがみこみ、小刀を輪っかの中に入れて輪っかを奪った。
さらに刀の先で輪っかの回転力を殺さずぐるぐる回し、ビグラに返すように攻撃。
まさか自分に返ってくるとは思わなかったビグラは当たった。
「ぎゃあああ!!!」
「Σビグラ!?」
「何やってるのよ、まったく」
すると今まで傍観してたネイルがこちらに向かってきた。
ネイルは目が猫のように鋭いものに変わると背丈以上の棒を取り出し、華蓮に攻撃をしてきた。
華蓮は躱したり小刀で受け止めたりして回避する。
棒攻撃を小刀で受け止め、足腰で踏ん張る。
「よし、そのままソイツを抑えろネイル!!」
ウルフフまでもこちらに向かい、ジャンプし、華蓮目掛けて爪攻撃を仕掛けてきた。
『こっちも来た…!?』
「余所見なんて余裕ね」
ますますネイルの力が増し、力押しに負けてしまう。
すると華蓮の体が動き、横にずれる。
当然ネイルも追うように押し込むが、それが狙いだった。
―ザシュ
「ぎゃあ!??」
「Σな!?し、しまった!!」
華蓮がずれた事によりウルフフの攻撃がネイルの背中に当たった。
味方への攻撃で、思わぬ事に動揺するウルフフの隙を突き、すぐさまネイルから退いた華蓮は小刀を峰の方にしてウルフフの腹を叩き付けるように攻撃。
目一杯力を入れ、吹き飛ばす。
「スゴイよ華蓮ちゃん!!1人で敵を倒してる!!」
「いや、おそらく華蓮に戦いの指示を出してるのは廉瓜だ」
「え!」
「廉瓜は、自分が出てくるとまた暴走してしまうと思い、華蓮に自分の代わりに戦わせてるんだ」
「何でそんな事わかるの?」
「何となくだ!!!」
「そんな自信満々に…ι」
一方声に導かれるまま、体を動かされるままにされてた華蓮は、実際敵にダメージを与えてる事に素直に驚き、感嘆する。
『スゴイ…あれ?そういえばさっき峰で…』
【言っただろ?お前に合わせた戦い方をすると】
『Σ! ……ありがと』
【礼を言われる事じゃない】
『でも…』
【それより、向こうがいよいよ本気出してくるぞ。集中し直せ】
『!』
_