奥義14 旧毛狩り隊②
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そうこうしてる間にビグラとの距離が狭くなってきた。
「死ねポーーーン!!」
『(ど、どうすれば……)』
【落ち着け。まずは小刀を抜け】
『だ、誰?』
【いいから、来るぞ】
『Σ!』
言われた通り小刀を抜き、構える。
【敵が近付いてきたらソイツを前に出せ。いいか、前に出すだけでいいからな】
『う、うん…』
「さっきから何1人でブツブツ言ってるんだポン?終わりだポン!!」
「「華蓮/ちゃん!!」」
【今だ!】
合図と共に小刀の切っ先を突き出すように前に出す。
すると切っ先がビグラの額にズブリと刺さった。
「イッッテーーーーポン!!!」
「ビグラ!?」
【相手が突進してくる力を利用して攻撃をする。そういう戦い方もあるという事を覚えとけ】
『う、うん……。って!アナタ誰!?』
【安心しろ、お前の味方だ。本当は俺が代わってやりたいところだが、今は出来ない。
だからお前が戦うんだ】
『で、でも…あたしまともに戦った事が……』
【仲間を守りたいんだろ?その為に戦うんじゃないのか?】
『Σ!』
【安心しろ。お前に合わせた戦い方を教える。少し体を借りるぞ】
すると華蓮の体が乗っ取られたような感覚になる。
【お前の意思でも動けるようになってる。だが、お前が嫌なら俺がやるが、どうする?】
『…………』
暫し目を瞑って黙っていたが、ゆっくり目を開けた。
華蓮の目には決意が秘められてる。
【…覚悟は決まったようだな。行くぞ】
『うんっ!』
小刀を構え、迎え撃つ姿勢を取る華蓮。
ちなみに首領パッチと天の助はろくろ首の首に足を巻かれて逆さづりにされてる。
「「お助けーーーー!! (泣)」」
「(あの2人本当に役立たずだーーー!!)」
「ビグラ、何遊んでやがる?」
「油断しただけだポン。次は確実に仕留めるポン!!!」
ビグラが輪っかを取り出し、ぐるぐる回すと投げてきた。
向かってくるソレを躱すと、植えてるしだれ柳の枝をすっぱり斬った。
「あんなのに当たったら華蓮ちゃんが…!」
ビュティの顔が蒼ざめる。
輪っかはビグラの元へ戻り、ビグラがまた投げようと構える。
それを見ると華蓮の体は未だろくろ首に捕まってる2人の所へ向かう。
「Σおい華蓮!?何オレ達の所へ来てんだ!?」
「Σお前が避けたらオレ達にあの輪っかが当たるだろ!!」
『違うの!これは体が勝手に……』
投げてきた輪っかを避け、するとソレはろくろ首に当たり、2人を救出した。
_