奥義13 旧毛狩り隊①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【ああ。俺もそう思ってた。さっきまではな】
「え?どういう事ですか?」
【さっき俺が暴走した時、何を見た?】
「……あっ!小刀にあの黒い霧が纏った!」
【そうだ。つまり、治癒能力しかないと思っていた俺の力が、この小刀に纏う事によって通常よりも強い力になるというわけだ】
「けどあの時ボーボボさんは普通の奥義すら威力がなかったんだ。それもあるんじゃないのか?」
【まあ、それもあるな。何で急にそんな事が起こったのか何となく察しがつくが…。厄介なものを寄越しやがったなあの老婆…】
首に掛けてる勾玉を苦い顔で見つめる。
「老婆?誰だ?」
【……悪いがそれは華蓮に聞け…。俺の用は終わった。ここにいる意味はない】
「Σおい!まだ話は途中だぞ!?」
―ボン
天の助が先を促すが廉瓜は聞く耳持たず華蓮に戻った。
煙が晴れ、華蓮は瞑っていた目を開ける。
「華蓮ちゃん」
『ビュティちゃん…………!敵は!?』
「大丈夫、ボーボボが倒してくれたよ」
『そうなんだ…。
(結局何もできなかったな…)』
「華蓮、聞きたい事があるんだが」
『何?』
「その首に掛かってる勾玉はどこで手に入れたんだ?」
『コレ?コレは…路地裏みたいなところに入っちゃって…そこでお婆さんに会って、これがあたしの力になってくれると言って、もらったの…』
「そうか…。華蓮、あまりその勾玉の力に頼らない方がいい」
『? 何で?もしかしてあたし、何かやっちゃったの!?』
「いやいやそういうわけじゃない!!とにかく、何か違和感があったらすぐにオレ達に言えよ?いいな?」
『う、うん』
「おっしゃー!このまま毛狩り隊をぶっつぶしに行くぜー!!!」
「でも居場所が分からないよ」
「く…!!」
「知ってるぜ」
「Σ誰だ!!?」
『この声…!』
振り向けば、壁に凭れた破天荒の姿がそこにあった。
「教えてやろうか?」
「『破天荒/さん!!!』」
『お久しぶりです!』
「ああ。それにしても…」
破天荒は自分に近付いてきた華蓮の頭を軽く撫でると、ヘッポコ丸達に近付き、ダメ出しを告げる。
「やれやれ。お前ら、オレがいないと全然ダメだな」
「くっ」
が、首領パッチの姿を捉えた瞬間
「おやびーーーん!!!会いたかったよー!!!!」
「きゃ!!ちょっヤダ…みんなの前よ!!」
泣きながらスライディングして首領パッチに抱き付いた。
抱き付かれた瞬間首領パッチはパチ美化となった。
「(いやアンタが一番ダメだよ…ι)」
破天荒も加わり、いざ旧毛狩り隊の基地へ向かう。
続く