「Σそっちのサンなの！！？無理でしょ！！」


が、ビュティの予想は外れ、人喰花は全て枯れた。


「Σ枯れてるよーーーーーーイ!!!」

【太陽以外に、数字の３でも枯らす事ができるんだな…】

「廉瓜さん騙されないで!!あれボーボボの悪ふざけだから!!」

「バ…バカな、オレ様の最終奥義が…」


そしていよいよボーボボがトドメに出る。


「さあフィニッシュだ。キサマは３つの償いをしなければならない。
１つ！罪の無い人々の毛を狩ったこと！！」


ボーボボの鼻毛が菊之丞の体を巻き付け、


「Σなっ!?」

「２つ！毛の王国（オレの故郷）をナメたことーーー！！」


空高く上げ、


「うわああああ!!」

「３つ！オレの仲間を傷つけたこと！！」

「クソが降ろせ！降ろせーー！！」

「全ての罪を償うために…」

「うわあああああ!!!!」



「砂漠に咲く一輪の花となれ！！！！」


「ぐあああああ！！！」


砂漠の中心に頭から叩きつけ、完全勝利を収めた。

ビュティ達も薔薇喰蛇（バラクーダ）から解放され喜びを露にする。


「やれやれ、マヨネーズ気分だぜ」

「何だよそれ…？ウソだろ…Ｇブロック隊長だぞ…」

【おい、あそこに隠れてる隊員はいいのか？】

「ヒッ！」

「ほっとけあんなザコ。それよりも…」

【……わかってる。さっきの俺の行動の事、だろ？】

「覚えてるのか？」

【いや…。ただ…何となくだがお前に刀を向けてた気がするが…あってるか？】

「あぁ…。いったい何があった？」

【わからねぇ。ただ…おそらく俺は自分の力に呑まれてたと思う】

「呑まれてた？どういう意味だ？」

【………悪いが、まだ詳しく話す気はない。だが、ある程度の範囲までなら話す】

「んだとコラ！！」

「もったいぶってねえで包み隠さず全て話せや！！」

「ちょっとやめなよ２人共！廉瓜さんにも言えない事情があるんだよ！」

「何だよビュティ、お前やけにアイツの肩持ってねぇか？」

「Σそ、そんなこと無いよ」

「そういやさっきアイツが暴走してた時必死に止めようとしてたよな？」

「Σなっ///」

「あらら～？」

「もしかして…」

「な、何よ２人共その目は!?今はそれどころじゃないでしょ！」

【？ 何を話してるんだ？】

「廉瓜」

【あぁそうだったな。まず、俺が傷を受けた時すぐに治るところは見たな？】

「あぁ。お前の体から黒い霧が出て、その霧がお前の傷を治した。それがお前の力か？」




_