奥義13 旧毛狩り隊①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
辺り見てもお店らしいものがなく、来た道を引き返そうと振り向いた。
その時
「悩み事かい?お嬢ちゃん」
『Σきゃ!』
突然横から声をかけられ、振り向けば、黒いフードをすっぽりと被った老婆が椅子に座っていた。
『(ずっといたのかな?全然分からなかった…。)
えーと…何か?』
「いやね、お嬢ちゃんが何かに悩んで
悲しそうな顔をしてたからね、少々お節介なババアが何か力になれないかと思ってね」
老婆の声は優しく、華蓮の警戒心を解かせる。
『……たいした事じゃないんですけど…いやたいした事なのかな?仲間を守りたいのに、いざ戦おうとすると怖くなっちゃって…どうすればいいのか分からなくて…あたしにも力があればいいのになと思ってたんです…』
ついその老婆に自分の悩みを打ち明けてしまう。
華蓮の話を聞いた老婆はにっこり笑うと懐から何か取り出した。
白い勾玉が付いたペンダントだ。
「そんなお嬢ちゃんにはコレをあげましょう」
『何ですか?ソレは?』
「これがお嬢ちゃんの力になってくれるものじゃよ。さあ」
『いえ、そんな…受け取れません』
「いいからいいから」
老婆は華蓮の手を取るとそのペンダントを無理矢理渡した。
華蓮は初め戸惑ってしまったが、その勾玉があまりにも綺麗でつい見とれてしまった。
だから老婆が言った言葉を聞き逃してしまう。
「せいぜい
『え?何か言いました……あれ?』
勾玉から老婆に視線を向けるが、そこに老婆の姿はもういなかった。
『あれ?どこいっちゃったんだろ?』
キョロキョロ探していると突如向こうの方から竜巻らしきものが見え、人々の悲鳴が微かに聞こえた。
『何だろ…!?』
華蓮はペンダントを首に付けながらその場所へと走る。
到着した時にはすでにボーボボ達の他に、さっき戦ったニヒルに知らない男性がいた。
『ボーボボ!ビュティちゃん!みんな!』
「華蓮ちゃん!」
『何この花びらの竜巻!?』
「アイツが出してるみたい」
『Σ! さっきの敵!』
「やっと生け贄が来たか…」
「そういうキサマは何者だ!!?」
赤ん坊姿のボーボボ、演歌歌手の首領パッチ、何故か「ね」の衣装を身に纏う天の助。
「わ!すごい絵面!!」
『何があったの!?』
「オレ様は桜舞う旧マルハーゲ帝国Gブロック隊長、薔薇百合 菊之丞。
我が任務により毛の王国の生き残りを奪いに来たぜ」
「Σえ!!?私を奪いに来たの!?」
『Σ何結婚式あげてんの!?』
新婦のボボ美が新郎のパチ男から離れ菊之丞達の方へ行ってしまうがニヒルに爪の攻撃し、再びパチ男の元に戻ったと思ったらパチ男にも爪の攻撃を繰り出した。
「Σ何がしたいの!!?」
_