奥義13 旧毛狩り隊①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
サイバー都市を後にしたボーボボ一行は、ソフトンが運転する車に乗って新たな旅に出ていた。
ただボーボボ・首領パッチ・天の助・田楽マンがハイテンションで(騒がしく)歌を歌っていた。(実はヘッポコ丸の為の記念ソング)
そんな感じで、いつもの喧騒に華蓮がクスッと微笑んでいると、後ろから物凄い音が聞こえ振り向く。
『Σ! 後ろから何か来る!』
その直後、後ろからやって来た車は猛スピードでこちらの車に突っ込んできた。
みんな道路に投げ出される。(首領パッチと天の助は海に落ちた。)
「何だ?車がぶつかって来やがった」
「みんな大丈夫!?」
『何とか…』
「ああ」
みんなの無事を確かめる中、ボーボボだけが何故か全身の殆んどが道路に埋まっていた。
「Σ何でそんなんなっちゃってるの!!?」
「ボーボボしっかりしろーーーーーー!」
天の助がボーボボの足を持って引っ張ってあげ、そのおかげで抜けたが、何故かボーボボはカブになってた。
喜ぶ天の助だが、全員視線はぶつかってきた連中に向いている。
「キサマ
「お前
「隠れてもムダだラッコ」
『(らっこ…?)』
「毛の王国!?いたら何だってんだ!!」
「いいことしてやるのさ♪」
その言葉に首領パッチが反応し、自分の体あちこちに付け毛を付け始めた。
「(コイツ
『(コイツ
「お前ら毛狩り隊か?」
「ああ……。といっても今の腑抜けた時代のじゃねーぞ。最大最強を誇った100年前の毛狩り隊だ」
「Σ!!」
『(100年前の!?何でそんなヤツらがこの時代にいるの?)』
「…で、その100年前のヤツらが、毛の王国の生き残りを見つけて何をする気だ?」
連中の1人――ニヒルの髪型のカツラを被った天の助が訊く。
毛の王国っぽく見せた首領パッチがニヒルに近付く。
その表情は何故かニコニコしている。
そしてニヒルが天の助の質問に対して出した答えは・・・
「生け贄にするのさ」
「Σあれ!!?10円くれるんじゃないの!!?」
『Σそれ多分首領パッチ君の勘違いだよ!!」
「コイツ生き残りくさいラッコ」
「違います!!違います!!自分、マダムの服についてる毛玉です!!!」
「Σスゴい言い逃れだ!!」
「まあいい…、半殺しにすれば白状するだろ。毛の王国の者を見つけたら生け獲りだ。違うと判断したヤツは即殺せ」
ニヒル達3人が一斉に飛び掛かってきた。
「来たぞ!構えろ!!」
『ビュティちゃん、下がって!!』
戦闘が行われる中、また何かの、別の気配を感じた華蓮が上を向く。
_