奥義12.5 サイバー都市の夜
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『あたしも、ギガに捕まっちゃってね…すぐに気を失っちゃって……その間にボーボボ達が助けに来てくれて…あぁ、このままじゃダメだって思うんだけどどうすればいいのか分からなくて…。
でもへっくんはみんなが寝ている間にもこうやって1人で特訓して。だからあたし、へっくんの事尊敬しちゃう』
「……華蓮…」
儚いその微笑みに、ヘッポコ丸の胸が微かに痛む。
少し考え、すると何か決心したような顔付きで華蓮に向き直る。
「華蓮!」
『?』
「オレ、もっともっと強くなって、華蓮やみんなを守ってみせる!!だから、その……
ずっと、オレのそΣばはあっ!!!??」
『Σきゃああ!?』
突然ヘッポコ丸の頬にもの強い衝撃が貫き、言葉を遮られた。
ヘッポコ丸は倒れ、彼の側を転がってるものは・・・
『バレーボール?』
周りを見渡せばボーボボと天の助が首領パッチの元でバレーの特訓をしていた。
「ほらほら明日は大会よ!!」
「はい!コーチ!絶対魔球をモノにするわ!!」
『Σ何してるの3人共!?』
「明日は大会なのよ!ゆっくり休んでる暇なんてないわ!!」
『大会なんて無いでしょ!バカな事やってないで、ホテルに戻って寝て、しっかり体を休めなくちゃ』
「「「はーい」」」
『へっくん、大丈夫?』
「う、うん…」
『今日はこれぐらいにしてホテルに戻ろ?』
「うん…」
体を起きかける途中、チラッとボーボボ達の方を見ると、
「(テメー調子こいてんじゃねぇぞ)」
「(今回何の活躍もしてねぇくせに)」
「(告白なんてさせねぇ…邪魔してやる)」
と、目が語っていた。
ヘッポコ丸は3人のマジな目に一瞬気圧されかけるが、自分は諦めないという眼差しをボーボボ達に見せ、ホテルに戻った。
『ところでへっくん、さっき何を言おうとしてたの?』
「あ、その…また今度、言うよ」
『? うん』
その直後、ヘッポコ丸の背中に向かってボーボボ達がバレーボールを投げたのは言うまでもない。
終わり