奥義12 サイバー都市―後編―
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龍神達はいなくなり、ギガも元の姿に戻り、今度こそ撃破。
「やったーーーーーー!!!ついにギガを倒したぞーーーー!!」
喜ぶ中、ボーボボだけが方膝を付いて疲れきった表情をしている。
「(くっ…、やはり封印を解くとすさまじくエネルギーを消費する…そう気安くは使えないな…)」
廉瓜はボーボボから自分の掌に視線を移す。
【くそ……こんな時に…】
「廉瓜さん!」
ビュティが廉瓜の元に駆け寄る。
「大丈夫ですか?」
【…………悪い、何の役にも立てなくて…】
「そんなこと…」
「ホントホント」
「調子こいてでしゃばってんじゃねーよ」
「ちょっとやめなよ2人共💢」
首領パッチと天の助が廉瓜を叩いたり蹴ったりしているとボーボボが2人を掴み、塔の下に落とした。
「そんなことないですよ!だって廉瓜さん、私達のために戦ってくれたじゃないですか!!」
【だが…】
「そうだぞ廉瓜、そう自分を責めるな」
ビュティとボーボボの言葉に口を閉じる。
視線を外し、小さくお礼を呟く。
【…ありがと…】
ビュティが微笑んでいるとヘッポコ丸のオブジェが降りてきた。
そしてオブジェはヘッポコ丸に戻った。
首領パッチと天の助がヘッポコ丸に涙と鼻水を流しながら抱き付いた。
全員がヘッポコ丸に視線を向けてるその間に、廉瓜から煙が発した。
―ボンッ
「Σ! 廉瓜さん!」
だが煙が晴れ、現れたのは座り込んで気を失ってる華蓮。
「華蓮ちゃん!」
『ん。……ビュティちゃん……』
「華蓮、大丈夫か?」
『………! へっくんは!?ギガは!?』
「ヘッポコ丸は無事だ。ギガも倒した」
『そ、そうなんだ…よかった……わ!』
「Σ華蓮ちゃん?」
立ち上がろうとした瞬間足の力が抜き倒れ込もうとする華蓮を慌ててビュティが支えた。
「どうしたの?大丈夫?」
『あ、あれ?何か、力が出ない……?』
「え?」
「(廉瓜になった反動なのか?だが今までそんな事はなかった……一体…?)」
ボーボボがどういう事なのだと考えていたが、ソフトンの事を思い出した。
「Σしまった!!ソフトンの事を忘れていた!」
『そういえば、ソフトンさんの姿が見えない』
「ソフトンさんは倒した敵の代わりにこの都市のエネルギーを造って支えているの」
「今回ギガに勝てたのはソフトンがサイバー都市の崩壊を防いでいてくれたおかげだ…」
『そうなんだ』
「さすがソフトンさん」
華蓮はビュティに支えてもらいながら、全員棺桶に乗り、下に降りていった。
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