奥義12 サイバー都市―後編―
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
するとパソコンを見ていた天の助がぷるぷる震えていることに気付く。
「あれ?どうしたの天の助君?」
「…きたんだよ…
大文字で買った○✕商事の株が…」
「うわっ、本当だ!!!」
ディスプレイを見れば確かにグラフが上に上がっていた。
高笑いする天の助、舞うお金の攻撃を受けるギガ。
これが天の助の言う芸術攻撃となった。
「アーーヒャッヒャッヒャ!!アーーヒャッヒャッヒャ!!」
「ぐわあああああ!」
「(Σ何この攻撃?いや、これ攻撃なのかすらわからん!)」
「そして最後は僕の散歩なのらーー♪」
散歩する田楽マンの背景には田楽マンの顔の模様が施されている。
思わず可愛いと呟いてしまうこの作品。
だが次の瞬間模様の田楽が降って、ギガを攻撃した。
「おのれェェェーー!!!!こんなのが芸術とは認めんぞォーーー!!!」
「さあ、実家に帰省するわよ。いざイタリアへ!!!」
―ドドドドドドドド
―ガン
こちらに向かってきたギガをボーボボ達が迎え撃つが、その格好はイタリアと言うより、
「エジプトだろアンタら!!」
そして再びディスプレイを見れば株は大暴落していた。
「なぜだあーーーーー!!なぜオレの芸術がうち負ける!?キサマらの芸術を越えた芸術とは何なんだーーー!!!」
「教えてやる!!キサマの芸術は幻想と理想の表現方法にすぎん!!真の芸術とは日常の
「そうか!ボーボボは「田中さん一家」という日常によって
「つまりキサマは、オリエンタリズムを生む新たな芸術を発掘したということかーーーーー!!」
「そういうことだァーーーー!!!」
「ならばキサマに問う!!!急速な社会変化がもたらしたロマン主義と真古典主義の芸術の調和におけるバランスの…………………」
「芸術は、芸術は、
「バックドロップだーーーーーーー!!!!」」
ギガの背後に回り、腰をがしっと掴むとバックドロップを仕掛けた。
「(これぞ芸術の極ーーー!!)」
「芸術を甘くみるな」
ギガは倒れ、廉瓜はペタンと地べたに座り込んだ。
ビュティは結晶の中に閉じ込められてるヘッポコ丸のオブジェを見上げる。
「よかった!これでへっくんのオブジェも無事に…」
だが、何故かヘッポコ丸のオブジェにヒビが入り、割れようとしている。
ビュティの顔が瞬時に青ざめる。
「…………そんな…なんで割れかけてるの…?」
「ククク…あのクリスタルの中はオレの意のままなのさ。破壊こそが最高の芸術だ」
【テメーー!!】
廉瓜がすぐに立ち上がって小刀を持ち、走り、斬りかかる。
_