奥義12 サイバー都市―後編―
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【! おい、あれを見ろ】
「…?」
廉瓜に言われて、まじまじと不気味な生き物達を見る。
不気味な生き物達に紛れ、ボーボボに似た生き物もそこに混じっていた。
「Σあれーーーー!?一匹変なのいる!!!」
さらに不気味な生き物2匹を纏めこね、伸ばし、切り、そしてできあがったものは・・・
「(Σソバにしたーー!!!!)」
「へい、お待ち!!!!」
「!!」
ソバをギガに向かって蹴りぶっかけ、吹き飛ばした。
「「ギガ様!」」
「おっしゃーーー!!ギガ!これでお前の奥義は破ったぜ!!!」
ボーボボ、首領パッチ、天の助はドールとなり喜んだ。
「Σいつのまにドールに!!?」
だが顔を上げたギガの表情は悔しがる表情はなく、むしろバカにした表情をしている。
「はぁ?今までのは全部、奥義にする必要すらなかった技だぜ?」
「「「Σ何ィィーーー!!!」」」
「Σ何で風呂入ってるの!!?」
「ヒャッハッハッハ!そう、それ、その顔!見たかったのは。奥義と思ってたろ?ウケるぜ」
ケラケラと人をバカにするギガにビュティが許せないと言った顔をする。
「(コイツ…どこまで人をコケにすれば気がすむの)」
【…奥義を見せないってことは、たいしたことじゃない奥義なんだろ】
「あ?…いいぜ、奥義見せても。ただ…「オブジェ真拳」の奥義ってのは厄介でね…」
ギガの髪が伸び、その先がオブジェ3体に突き刺さった。
「まずはコイツ
―ズギュギュギュギュギュ
「ウソ!?オブジェからパワーを吸い取ってる!!」
「それだけヤツの真拳が強大って事かよっ!!」
「ヤバイ!!あの棚にはヘッポコ丸もいるんだぞ!!」
「我が血と肉となるじゃん♪」
―パリン パリン パリン
「割れた!!!」
【来るぞ!!】
「オブジェ真拳奥義「ギガサウンド」!!!!」
床から4台の巨大スピーカーが出てきて、音楽を流しだした。
すると廉瓜とビュティの体が勝手に床に座り込み、両手が床に付き、自分の意思とは関係無しに土下座しようとしている。
【Σ!?】
「Σ何?体が勝手に…」
「ギガサウンドを聴いた者は自然に体が帝王を敬うポーズになるのよ!!」
「さあ帝王を敬いなさい!!!」
「土下座とか!!」
【くそっ…】
「そんな…みんなも…………」
振り向いて見れば、首領パッチは体全体を床に付け、方腕片足を上げ、さらに空いてるもう片方の手をこちらに指差してる。
「Σ何じゃそのポーズは!!?敬ってんのかそれで?」
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