奥義11 サイバー都市―前編―
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「じゃあ、その都市に入る前にへっくんを助けなきゃ」
「サイバー都市は海に浮かぶ巨大都市
先回りのしようがない」
「そんな、それじゃあへっくんはどうなるの?」
『ビュティちゃん…』
涙を浮かぶビュティに、どう声をかければいいのか分からない。
すると首領パッチが隣に来て、
「人はいつか死ぬものです」
『首領パッチ君!!』
今言うべきではない発言に華蓮が怒り、首領パッチはシュンとおちこんだ。
『ビュティちゃん!諦めちゃダメ!助けに行けばまだ間に合うよ!!』
「でも、どうやって行けば…?」
「港までなら私のテレポートで送れます」
『! スズさん!』
「頼む。よっしゃー!ヘッポコ丸を救出に殴り込みじゃー!!」
「「おー!!」」
いつの間に着替えたのか、長ランにリーゼント。いかにも不良な格好でやる気満々な格好をするボーボボ達。
ビュティも元気を取り戻したようで涙を拭き、立ち上がる。
華蓮も、ヘッポコ丸か連れて行かれた方角を見、救出に向かう。
『(待っててね、へっくん!)』
そして一行は港にやって来た。
「よし着いた!!さっそく、船に乗り込め!!」
ボーボボと首領パッチと天の助が船に乗り込もうするが、
「Σそれ、ただの車だよ!!」
だが気付かずになのかわざとなのか3人は車に乗り込み、そして、
「出港!!!」
車を発進させ、海に落ちた。
「Σ新手の自殺!!?」
「遊んでる場合じゃないぞ!!船ならある!すぐ出発するぞ!!」
「ソフトンさん!」
「さあ乗り込め!!!」
ソフトンが用意した船。その形は・・・トグロの形をしていた。
「『ΣΣイヤアアアア!!!!』」
「どうした?早く乗れ!!」
「イヤだよ!!そんなのに乗るヤツいないよ!!」
『…ビュ、ビュティちゃん……あれ……』
華蓮が指差す方向を見ると、その船にはすでに田楽マンが乗っていた。
「(いたーーーーー――!!!)」
「全く、わがままなお嬢さん達だ」
そこへいつの間にか海から出てきた天の助が何か自慢気な顔で出てきた。
「ならば、この「ぬ」の船にお乗りなさい!!」
「『Σロクな船ねーーー!!!』」
「いきましょうソフトンさん」
『アレ乗るぐらいならまだこっちの方がマシだよ』
「負けた!!ショック」
こうしてボーボボ達はソフトンが用意した船に乗り、スズに見送られながら出港した。
「お元気でーーーー」
『スズさんもお元気でーーーー』
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