『みさーきせーんせ！』

「シズク？どうした」

『ちょーっと屈んでもらっていいですか？』

「こうか...？」

『そです！んー...っ。あと、もう少し...っ』

「お前が何やってるのか全く分からないんだが...」

『あとちょっとでちゅー出来そうな気がするんですけど...っ。うーん、届かない』

「んなっ！？ば、バカかお前は！」

『あーっ！あとちょっとだったのにー！岬先生のケチーっ』

「知るか！」

『ねぇ、せんせ。私がもっと大人になって、身長も伸びたらさ。告白するね！』

「ぶ...っ！お前はそうやって、大人をからかうな！」

『からかってなんかないし！おーマジメだし！...だから、待っててくれないかもしれないけど、どうか待っててね』