改造計画番外編
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(後夜祭)
後夜祭にて。ラストダンスならぬ、ファーストダンスを飛田君と踊っていた時の事です。
『...飛田君って』
「え?何?」
『飛田君は、普段私の事を何て呼んでいるんですか?』
事の発端は、私こと早瀬の小さな疑問から。
それを聞いて小首を傾げる飛田君の姿といったらもう。
女子としての自信を無くしてしまいそうな程に、可愛らしいものでした。
一応私、ドレスを着てメイクアップもしてるんですけどね。何なんでしょう。この異様な敗北感は。
「えっと、ごめん。僕、何か嫌な呼び方してた?」
『いえ、深い意味は無いんですけど。ただ、私の事を名字で呼んでるのかと思えば、名前呼びしている時もあったりするので。ちょっと不思議だっただけで』
「え...っ。嘘!?ぼ、僕、いつの間にか名前で呼んじゃってた?」
『えっ!?えと、その。え、えぇ、まぁ。はい。その通りで...』
どうやら、当の本人は無自覚だったようですね。
予想以上のビビりっぷりに、こっちが逆に驚きました。
「ご、ごめんね!あんまり話した事無かったのに、馴れ馴れしい呼び方しちゃって...!」
『いえ、別にそんな事ないですけど...』
「え。ほ、本当に...?」
『はい』
「えっと。じゃぁ、それならね...えっと」
私こと早瀬由香。呼び名はさほど気にする方ではありません。えぇ。何てことありませんよ。
中には私をバカその2とか呼ぶ人もいる程ですからね。
敢えて誰とは言いません。そんな呼び方する人なんて、一人しかいませんし。
「...由香ちゃん」
『はい?』
「えっと、そう呼んでもいいかな?」
『いいですよ?』
「本当にっ?えへへ、ありがとう!」
そう言って、満面の笑みを見せてくれた飛田君は...。
明らかに幻覚だとは思うんですけどね?はち切れんばかりに振っている尻尾が、見えたような気がしたんですよ。本当に。
後光が見える小動物(ペット)だなんて。斬新過ぎるというにも程があります。
「それでね...由香ちゃん」
『へ...っ。なな、何です。私、別に失礼な事はミジンコ程も考えてなんか...っ』
「えっとね、その...。また、僕の足踏んでるんだけど...」
『...あぁーーっ!?』
私が飛田君のような可愛らしさを習得する日があるとしたら。きっとそれにはまだ長い時間を要するでしょう。何故なら。
男女がペアになってダンスをするというムードある雰囲気の中、色気の欠片もない奇声を上げてしまったんですから。
これ、相手が持ち上げ君とか心読み君じゃなくて良かった。本当に良かったです...!(失礼千万でごめんなさいと謝ってみる。勿論、心の中で)
...結局。
飛田君って、私の呼び方を何故に使い分けていたんでしょうか。
後になってから、思い出したのはいいものの。蒸し返して聞くほどの事でもないので(訳:面倒くさい)、真相は本人のみぞ知る。って感じです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
普段はちゃん付けで呼んでるくせに、気になるあの子を目の前にすると、急によそよそしくなってしまう。
そんな微妙な恋心です(知るか)
飛田君は主ちゃんを名字で呼ぶか、名前にしようかで迷った挙げ句。
実は呼び方が迷子になってしまったなんて、言えない。
微妙な恋心が後付け設定なんて、もっと言えない。言えないよ...w
後夜祭にて。ラストダンスならぬ、ファーストダンスを飛田君と踊っていた時の事です。
『...飛田君って』
「え?何?」
『飛田君は、普段私の事を何て呼んでいるんですか?』
事の発端は、私こと早瀬の小さな疑問から。
それを聞いて小首を傾げる飛田君の姿といったらもう。
女子としての自信を無くしてしまいそうな程に、可愛らしいものでした。
一応私、ドレスを着てメイクアップもしてるんですけどね。何なんでしょう。この異様な敗北感は。
「えっと、ごめん。僕、何か嫌な呼び方してた?」
『いえ、深い意味は無いんですけど。ただ、私の事を名字で呼んでるのかと思えば、名前呼びしている時もあったりするので。ちょっと不思議だっただけで』
「え...っ。嘘!?ぼ、僕、いつの間にか名前で呼んじゃってた?」
『えっ!?えと、その。え、えぇ、まぁ。はい。その通りで...』
どうやら、当の本人は無自覚だったようですね。
予想以上のビビりっぷりに、こっちが逆に驚きました。
「ご、ごめんね!あんまり話した事無かったのに、馴れ馴れしい呼び方しちゃって...!」
『いえ、別にそんな事ないですけど...』
「え。ほ、本当に...?」
『はい』
「えっと。じゃぁ、それならね...えっと」
私こと早瀬由香。呼び名はさほど気にする方ではありません。えぇ。何てことありませんよ。
中には私をバカその2とか呼ぶ人もいる程ですからね。
敢えて誰とは言いません。そんな呼び方する人なんて、一人しかいませんし。
「...由香ちゃん」
『はい?』
「えっと、そう呼んでもいいかな?」
『いいですよ?』
「本当にっ?えへへ、ありがとう!」
そう言って、満面の笑みを見せてくれた飛田君は...。
明らかに幻覚だとは思うんですけどね?はち切れんばかりに振っている尻尾が、見えたような気がしたんですよ。本当に。
後光が見える小動物(ペット)だなんて。斬新過ぎるというにも程があります。
「それでね...由香ちゃん」
『へ...っ。なな、何です。私、別に失礼な事はミジンコ程も考えてなんか...っ』
「えっとね、その...。また、僕の足踏んでるんだけど...」
『...あぁーーっ!?』
私が飛田君のような可愛らしさを習得する日があるとしたら。きっとそれにはまだ長い時間を要するでしょう。何故なら。
男女がペアになってダンスをするというムードある雰囲気の中、色気の欠片もない奇声を上げてしまったんですから。
これ、相手が持ち上げ君とか心読み君じゃなくて良かった。本当に良かったです...!(失礼千万でごめんなさいと謝ってみる。勿論、心の中で)
...結局。
飛田君って、私の呼び方を何故に使い分けていたんでしょうか。
後になってから、思い出したのはいいものの。蒸し返して聞くほどの事でもないので(訳:面倒くさい)、真相は本人のみぞ知る。って感じです。
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普段はちゃん付けで呼んでるくせに、気になるあの子を目の前にすると、急によそよそしくなってしまう。
そんな微妙な恋心です(知るか)
飛田君は主ちゃんを名字で呼ぶか、名前にしようかで迷った挙げ句。
実は呼び方が迷子になってしまったなんて、言えない。
微妙な恋心が後付け設定なんて、もっと言えない。言えないよ...w