改造計画if。
初等部B組が赤ずきんをやってみたらこうなった。

キャスト
赤ずきん...早瀬由香
赤ずきんのお母さん...佐倉蜜柑
狼...日向棗
猟師...鳴海先生









『え。何で私がおつかいでおばあちゃん家に届け物しなきゃいけならんのですか。めんどくさい』

「何でやねん！？」

『わお。随分突っ込み味が鋭いおかーさんですね』

「誰のせいやと思ってんねん！出鼻挫かんといてな由香ちゃんっ。物語進まへんよ～っ」

『佐倉さん。そもそもこの配役、ミスキャストだと思いませんか？』

「へ、」

『こんな可愛らしい赤ずきん、佐倉さん以外に他の誰が着こなせるって言うんです。いえ、私の知る限りではいないですよ。絶対に！』

「そ、そうやろか...何か照れるなぁ」

『試しに一度被ってみて下さい...ほら、こんなに似合うだなんて！やっぱり赤ずきんは佐倉さんがやるにふさわしいですよ！...今日からあなたが、赤ずきんです』

「由香ちゃん...！」



適当によいしょして、真剣な眼差しで訴えかけれてみれば見事雰囲気に飲まれてくれたようですね。佐倉さん。
もう一押し。



『さぁ、行って下さい。決して後ろを振り向かずに。私はいつまでも、あなたの帰りを待っています。
例えどんな困難が待ち受けていようと、赤ずきんならそれを見事乗り越えられるって信じてますから』

「分かった...！ウチ、行ってきます！！」

『行ってらっしゃーい。
......狼役は日向君だけど、どうかご無事で～』

「そう来ると思ったのがバレバレなんだよ。馬鹿その２が」



間。



『...えっ！？ひっ、日向君！何で！？狼が出る所はお花畑でしょう！？出るとこ守りましょうよ！』

「配役変更だ。この最上級馬鹿が」

『...何で狩人の姿になってるんです！？駄目じゃないですか、勝手に代えたら！担任ヤローテメーぶっ殺す！』

「てめーがそれを言うのかよ。サボり魔の末路はどうなるか思い知らせてやる。さて...
狩るか」

『ちょっ、ちょっ、待っ...！ってくれるわけないですよねえぇえぇぎにゃあぁぁあぁ...』





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一度立ってしまったフラグの元では、絶対に回避できない早瀬さんの図。
赤ずきん？いやあ、先が見えませんねぇ。勿論強制暗転です(笑)
編集中本編がちょっと鬱展開だったので、はっちゃけ過ぎました...

ところで、冷静になった早瀬さんから棗に一言いいでしょうか。

サボり魔とか、お前が言うなし。