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(お菓子を受け取る)
鳴海先生の笑顔をチラリと見て思いました。これは…強制イベントだ…!
一見いつも通りのふざけた…失礼。
生徒に向ける優しい笑顔に見えるのですが。
何処からともなく、圧力が。とにかく受け取れやコラ。的な、黒いオーラが隠しきれていないですよ鳴海先生!
笑い事じゃ済まされません。
これ間違って受け取らない方向で言ったら、後でとんでもない展開が待っているに違いないです…!
『じゃぁ…折角なので、いただきます…』
「本当にっ?良かったー!由香ちゃんならそう言ってくれると思ったよっ。ふふ!」
言ったというか、言わされたというか。
そんな脳内突っ込みをしながら、鳴海先生の手のひらに再び視線を落とすと、お菓子たちは一つひとつ可愛らしくラッピングされていました。
よく見ると、ラッピングの仕方がみんな微妙に違います。…まさか。
『これ、鳴海先生の手作りだったりするんですか?』
「凄い!よく分かったね、由香ちゃんっ。
手作りって言っても、市販の飴に市販のチョコレートを溶かしてデコレーションしただけなんだけどね!」
『………』
市販の、という言葉で安心するなかれ。
ここはちょっと不思議付きが当たり前の、アリス学園です。
その市販で買ったやつは、果たしてノーマルなものなんでしょうかね…?
と、そこまで思考を繰り広げたものの、途中放棄しました。
何故なら、あくまでもこのお菓子はトリックオアトリートって言ってきた人を撃退する為のアイテム。
私自身に被害が無ければそれでいい。
人でなし?いやいや。まだ何かアブノーマルな物だと決まった訳じゃないですし。
もしそうだったとしても、それを仕掛けたのは鳴海先生。
私は悪くない。
『えーっと、とりあえず、ありがとうございマス…』
「いえいえー!じゃぁ僕は一足先に寮の談話室で準備をしてるねっ。
寄り道せずに、真っ直ぐ寮に帰ってくるんだよ~由香ちゃんっ」
『あー…はい。分かりました』
「それじゃぁ、また後でねっ。アディオス!」
…鳴海先生って、何でこうもいちいちウザく感じるんでしょうか。
言っている内容自体は、先生としては至って普通で、容姿に関してはイケメン部類の筈なのに。
本当…色々、残念です…。
鼻歌混じり付きのスキップで去っていく鳴海先生を、空の向こうを見つめるかのように遠い目で傍観してしまうのでした…。
next→
鳴海先生の笑顔をチラリと見て思いました。これは…強制イベントだ…!
一見いつも通りのふざけた…失礼。
生徒に向ける優しい笑顔に見えるのですが。
何処からともなく、圧力が。とにかく受け取れやコラ。的な、黒いオーラが隠しきれていないですよ鳴海先生!
笑い事じゃ済まされません。
これ間違って受け取らない方向で言ったら、後でとんでもない展開が待っているに違いないです…!
『じゃぁ…折角なので、いただきます…』
「本当にっ?良かったー!由香ちゃんならそう言ってくれると思ったよっ。ふふ!」
言ったというか、言わされたというか。
そんな脳内突っ込みをしながら、鳴海先生の手のひらに再び視線を落とすと、お菓子たちは一つひとつ可愛らしくラッピングされていました。
よく見ると、ラッピングの仕方がみんな微妙に違います。…まさか。
『これ、鳴海先生の手作りだったりするんですか?』
「凄い!よく分かったね、由香ちゃんっ。
手作りって言っても、市販の飴に市販のチョコレートを溶かしてデコレーションしただけなんだけどね!」
『………』
市販の、という言葉で安心するなかれ。
ここはちょっと不思議付きが当たり前の、アリス学園です。
その市販で買ったやつは、果たしてノーマルなものなんでしょうかね…?
と、そこまで思考を繰り広げたものの、途中放棄しました。
何故なら、あくまでもこのお菓子はトリックオアトリートって言ってきた人を撃退する為のアイテム。
私自身に被害が無ければそれでいい。
人でなし?いやいや。まだ何かアブノーマルな物だと決まった訳じゃないですし。
もしそうだったとしても、それを仕掛けたのは鳴海先生。
私は悪くない。
『えーっと、とりあえず、ありがとうございマス…』
「いえいえー!じゃぁ僕は一足先に寮の談話室で準備をしてるねっ。
寄り道せずに、真っ直ぐ寮に帰ってくるんだよ~由香ちゃんっ」
『あー…はい。分かりました』
「それじゃぁ、また後でねっ。アディオス!」
…鳴海先生って、何でこうもいちいちウザく感じるんでしょうか。
言っている内容自体は、先生としては至って普通で、容姿に関してはイケメン部類の筈なのに。
本当…色々、残念です…。
鼻歌混じり付きのスキップで去っていく鳴海先生を、空の向こうを見つめるかのように遠い目で傍観してしまうのでした…。
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