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(聞かなかったフリ)
あれこれ気をもめて自爆するのは、もううんざりです。
ここは心を無にしてやり過ごすのが吉と見ました。
「...」
あー。にしても、災難なんて起きそうもないくらいに清々しい天気だなー。何て青い空。こんな状況じゃなかったら、昼寝にしゃれこみたい。
あーあーあー。何でこんなにも波瀾万丈なんだろう。最近の私の人生、
『またしてもイタいっ!?』
「てめぇ...なにぼんやりスルーしてんだよ」
『へ...っ』
「だれのせいでよけいな体力しょうもうしたと思ってんだ」
ここで詫びを入れるのが筋ってもんじゃねーのか。
そう言って凄む日向くんは、(ドチビのくせに)カタギの世界そのものです。背後に何か怖いものが見えました。
その後?
言葉にならない奇声を上げながら、転げるように食料を探しに行かせていただきましたとも。
『そしてまいごなう...』
大事なことはむしろ何度も言っちゃうんですけどね?
北の森なんて、私初めて足を踏み入れたわけですよ。土地勘なんて分かるわけないじゃないですか、こんちきしょー。
だから私は、決して方向音痴じゃないんだ...っ!
...と、脳内で言い訳するのはいいとして。
『いま、わたしってどの辺りにいるんだろう...』
さすが北の森は広いです。沢山の種類の動物も、生息しているんでしょうね。何かの鳴き声が響く度に心臓が飛びはねそうです。ビビる。
結局食料も見つからないし、おまけに日は若干傾き始めてる気がします。
これは...真面目にヤバいのでは?
焦る気持ちが段々と大きくなると、周りを見渡す余裕って無くなるものです。
どういうことかって、
『うぎゃぃお!?...~~っ!い、った...っ』
派手に転倒しました。
今だに五才児の格好から戻らないせいで、ワンピース状態の制服を踏んづけてしまいました。
起き上がってぶつけた部分を見ると、血がじわりとにじんでいます。
それを確認すると、ズキズキ傷が痛みだしてしまって。おまけに。
ガリバー飴のせいで、体どころか心までもが退化してしまったんじゃないでしょうか。
たかがすり傷程度で、私泣きそうです。
というか、泣く。
『ふ...ぅ、えっ、ぅあーんっ』
「...誰かいるのか?」
『ぅ、えっ、くっ...?』
こらえきれなくて思わず泣き出してしまっていると、どうやら近くに誰かいたようです。運がいいことに。
草むらをかき分けて出てきた人は、見知った顔だったので余計に涙が止まりませんでした。
『ぁ...っ、あ"んどうぜんぱい~っ』
「はっ?...。お前まさか...由香、か?何でそんなチビっ子になってんだよ」
『...あ"』
...しまった。
next→
あれこれ気をもめて自爆するのは、もううんざりです。
ここは心を無にしてやり過ごすのが吉と見ました。
「...」
あー。にしても、災難なんて起きそうもないくらいに清々しい天気だなー。何て青い空。こんな状況じゃなかったら、昼寝にしゃれこみたい。
あーあーあー。何でこんなにも波瀾万丈なんだろう。最近の私の人生、
『またしてもイタいっ!?』
「てめぇ...なにぼんやりスルーしてんだよ」
『へ...っ』
「だれのせいでよけいな体力しょうもうしたと思ってんだ」
ここで詫びを入れるのが筋ってもんじゃねーのか。
そう言って凄む日向くんは、(ドチビのくせに)カタギの世界そのものです。背後に何か怖いものが見えました。
その後?
言葉にならない奇声を上げながら、転げるように食料を探しに行かせていただきましたとも。
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『そしてまいごなう...』
大事なことはむしろ何度も言っちゃうんですけどね?
北の森なんて、私初めて足を踏み入れたわけですよ。土地勘なんて分かるわけないじゃないですか、こんちきしょー。
だから私は、決して方向音痴じゃないんだ...っ!
...と、脳内で言い訳するのはいいとして。
『いま、わたしってどの辺りにいるんだろう...』
さすが北の森は広いです。沢山の種類の動物も、生息しているんでしょうね。何かの鳴き声が響く度に心臓が飛びはねそうです。ビビる。
結局食料も見つからないし、おまけに日は若干傾き始めてる気がします。
これは...真面目にヤバいのでは?
焦る気持ちが段々と大きくなると、周りを見渡す余裕って無くなるものです。
どういうことかって、
『うぎゃぃお!?...~~っ!い、った...っ』
派手に転倒しました。
今だに五才児の格好から戻らないせいで、ワンピース状態の制服を踏んづけてしまいました。
起き上がってぶつけた部分を見ると、血がじわりとにじんでいます。
それを確認すると、ズキズキ傷が痛みだしてしまって。おまけに。
ガリバー飴のせいで、体どころか心までもが退化してしまったんじゃないでしょうか。
たかがすり傷程度で、私泣きそうです。
というか、泣く。
『ふ...ぅ、えっ、ぅあーんっ』
「...誰かいるのか?」
『ぅ、えっ、くっ...?』
こらえきれなくて思わず泣き出してしまっていると、どうやら近くに誰かいたようです。運がいいことに。
草むらをかき分けて出てきた人は、見知った顔だったので余計に涙が止まりませんでした。
『ぁ...っ、あ"んどうぜんぱい~っ』
「はっ?...。お前まさか...由香、か?何でそんなチビっ子になってんだよ」
『...あ"』
...しまった。
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