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状況を整理しますと。どうやらここは、北の森の中にある動物小屋だそうです。
まずはそこからかよ。森って時点で気付けよと突っ込みが入るかもしれませんが。一応、北の森って初等部生徒は立ち入り禁止にされてる筈なんですよね。
行きもしない場所が何処にあるかなんて、わざわざ確認しないでしょう?面倒くさい。
つまり私は方向音痴という訳ではないんです。 決して。
決して。
大事なことは、二回言う主義です。
どうやら安藤先輩と原田先輩は、本日動物当番だったらしく。
この動物小屋に来ていたそうなんですが...。
「最近ジャイアントピヨの奴、どうも太ったみたいだからさ。運動がてら散歩に連れていったんだけど...まさかあんな事になるなんてなぁ~」
「翼?」
「どうもすみませんでした」
『は、はぁ...』
鶴の...いえ。原田先輩の一声だけで、安藤先輩の口からは謝罪の言葉が。姉御すげぇ。
というか、ジャイアントピヨが太ったって...。
もうそういう次元のお話じゃない気がする。
あれヒヨコと呼んでしまうのかよ。嘘...だろ...!?親の顔が見たいです。切実に。
この学園に来て、それなりの月日を過ごしたつもりなんですが。
不思議免疫力は、まだまだ私には備わりそうにもないです...。
「でも何で由香見つけた途端、持ち上げたりしたんだろうな?」
「少し前に、由香ちゃんと同じくらいの子が遊び相手になってくれたらしいよ。それからは、初等部の子イコール遊んでくれると思ってるみたいなんだよね」
『つ、つまりまた私とばっちり...っ』
誰だよそんな余計な事をした奴は...っ。こっちは被害被って、いい迷惑ですよ。全く!
顔を見てみたいもんです、本当に。
...後に。犯人を知らなかったとはいえ、心の中で散々罵倒してしまって大変申し訳なかったと。
乃木君の所へ直々に謝罪させてもらいました。
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