(謎体を追いかける)

今ここで華麗にスルーするのは簡単だと思います。でも。
最近の私の二つ名は、ずばりとばっちり。全く私が悪くなくても災難に巻き込まれる日々が続いているなう、です。

ここで見て見ぬふりをした後、どんなとばっちりの可能性達があるのかを考えたら...背中がブルっと震えました。



『...あー、もうっ。こうなりゃヤケです！』



四の五の考えてる暇があったら、いっそ追いかけてしまいましょう！
これでハロウィンパーティーは完全に遅刻ですが。でも理由を説明すれば、流石に鳴海先生も納得するでしょう。

こんな展開になったそもそもの原因はあの野郎ですから。

とにかく、既に姿が見えなくなった謎体が向かった方向へ全力疾走です。
...その先は、うっそうとした森が広がっています。







『...ふむ』



ありきたりな展開を、有り体に言ってもよろしいでしょうか。
完璧に見失いました。迷子ではない。決して。...決して。

では何に悩んでいるのかと言いますと。



『右に進むか、左に進むか。...どうしましょうか』



今、私の目の前には綺麗に分かれた二つの道が。こればっかりは、本能のおもむくままに決めるしかないですね。



右へ→p19

左へ→p25