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「あ。そういえば、由香ちゃん。僕があげたアメ食べた?」
『え?食べてませんよ。イタズラ撃退用にもらったものですから』
「なら良かった!まぁ、由香ちゃんならそうすると思ったけどねっ。さっ、早く食べちゃって!」
『...は?』
「だってハロウィン終わっちゃったから、持ってても意味ないよ?手作りだから、早く食べてもらいたいな!というか、由香ちゃんに是非っ」
『......』
正直言って今の鳴海先生。先程とうって変わって気色悪さすら感じます。やたら食べさせるのを進める辺りが、特に。
性格まで考慮していたのか、まるで私が口に入れるのを計算していたかのような、この展開。まさか。
『やっぱりノーマルじゃないんですね、このアメ...!』
「あれ?バレちゃってた?でも、ハロウィンだから多少のイタズラなら許されるかと思ってねっ」
『何ハロウィンの意味履き違えてるんですか!?そんな事言われたら尚更食べる訳がないです!というか、そんな恐ろしいもの即効返却致しますどうぞ!』
「えー由香ちゃんヒドーい」
『可愛い子ぶっても駄目です!酷いのはどっちですか...っ!』
言いたい文句は、募るようにありましたけど。先生の顔を睨み付けたら、言葉に詰まってしまいました。
だって。いつものちゃらんぽらんないい加減な雰囲気は無くて。
そこにあるのは、優しい笑顔だけでした。きっとこのタイミングでふざけたのは、わざとなんでしょう。
そうやって、凝り固まったような私の気持ちをほぐしてくれたんですよね。きっと。
...先生はやっぱりズルい。敵わない。
ありがとうだなんて、絶対言ってやりません。
まだまだ子供の私は、そんなささやかな抵抗をするしか術がありませんでした。
でもいつか私が大人になったら、先生の優しさを素直に受け止められるのでしょうか。
そして、好きな人がいると呟いた時の寂しげな気持ちを少しでも晴らせることが出来たなら...。
鳴海先生がいつもと違って変だから、私も何だか変になってしまいました。
そう。先生が、全部悪いんだから...。
怖かった気持ちは何処へやら。その代わり、心の中では何かが咲いたような。くすぐったくて恥ずかしいような気持ちになって。
それを誤魔化すかのように、私は足早に談話室を後にしたのでした...。
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鳴海先生ENDでしたー。
というか、主ちゃん→鳴海みたいになってしまいました。何故だ。
主ちゃんのアリスを一度書いてみたかったので、その要素を入れてみたら鳴海先生ルート(笑)はやたら長くなってしまいました。
でも鳴海先生の思う所も書けたのでよしとします。出来れば改造計画で書きたかったけど。うん。多分無理だww
彼のターンは、予定通りにいけば当分先w
まだまだ他キャラ落ちがございます!
お時間ありましたら、探してみてください!