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(イタズラを覚悟する)
いや、ついさっき何が起ころうが私は悪くない発言してたじゃないかと突っ込み入りそうですが。
それは相手によりますって。だってあの心読み君ですよ?
報復が恐ろしすぎる。
相手が悪いって、まさしくこの事だと思います...。
「さっきから黙り混んじゃってるけど。お菓子ないってことでいーよねーっ?」
『うぐっ...。その嬉々とした笑顔が物凄く腹立たしい...っ!』
「四の五の言わなーいっ。うりゃー!」
『あっ、ひゃひゃひゃ!?』
「あはは、何その笑い声ーっ」
な、何が起こったかって。いきなり飛び付かれました。そしてびっくりする間もなく、わき腹思い切りくすぐられたんですけど。こそばい。
『な、何す...っ』
「え、イタズラですけど。何を当たり前なことを」
『...ですよねー』
「わき腹弱いんだねー。あと首もダメって聞いたけど、ホントかなーっ?」
『そ...っそそんなのは事実無根だよ!真っ赤な嘘八百!』
「ねぇ、早瀬さん」
私の必死な誤魔化しをよそに、心読み君はいつも通りの笑顔をニッコリ浮かべられて。
絶望すら感じられる事実を突き付けられました。
「ここが何処だか知ってる?」
『え...っ?』
「アリス学園だよー?早瀬さんが首弱い情報なんて知る手段はいくらでもあるわけ」
『...っ』
何もイタズラごときで、そんな本気にならなくても...っ。
本気と書いて、マジと読む。つまり何が言いたいのかといいますと。
何この八才児。超こわい。
私に残された道は、一つしかありません。それは。
『...逃げるしかないでしょう!』
「あっ!にーがーさーなーいーよーっ」
『ひ...っ!』
チラリと後ろを振り向くと、あまりの恐怖で悲鳴がひきつりました。
背後からは、笑顔を保ったまま全力疾走している心読み君が。
や、ヤバい。全身が粟立った。だって笑顔のまま本気で走ってるんですよ!?恐怖以外の何物でもないです...っ。
...というか。
本気で泣きそうです。あまりにも怖くて。
年下に泣かせられるってどんだけだよ。冗談じゃありません...っ!
こんな事になるなら、鳴海先生からもらった飴で撃退しておくべきでした!
後悔あとを絶たずとは、まさにこの事でしょう。今更選択肢を悔やんでも、どうにかなるわけがなく。
とにかく追っ手から逃れることが、今できる私の精一杯なのでした...。
next→
いや、ついさっき何が起ころうが私は悪くない発言してたじゃないかと突っ込み入りそうですが。
それは相手によりますって。だってあの心読み君ですよ?
報復が恐ろしすぎる。
相手が悪いって、まさしくこの事だと思います...。
「さっきから黙り混んじゃってるけど。お菓子ないってことでいーよねーっ?」
『うぐっ...。その嬉々とした笑顔が物凄く腹立たしい...っ!』
「四の五の言わなーいっ。うりゃー!」
『あっ、ひゃひゃひゃ!?』
「あはは、何その笑い声ーっ」
な、何が起こったかって。いきなり飛び付かれました。そしてびっくりする間もなく、わき腹思い切りくすぐられたんですけど。こそばい。
『な、何す...っ』
「え、イタズラですけど。何を当たり前なことを」
『...ですよねー』
「わき腹弱いんだねー。あと首もダメって聞いたけど、ホントかなーっ?」
『そ...っそそんなのは事実無根だよ!真っ赤な嘘八百!』
「ねぇ、早瀬さん」
私の必死な誤魔化しをよそに、心読み君はいつも通りの笑顔をニッコリ浮かべられて。
絶望すら感じられる事実を突き付けられました。
「ここが何処だか知ってる?」
『え...っ?』
「アリス学園だよー?早瀬さんが首弱い情報なんて知る手段はいくらでもあるわけ」
『...っ』
何もイタズラごときで、そんな本気にならなくても...っ。
本気と書いて、マジと読む。つまり何が言いたいのかといいますと。
何この八才児。超こわい。
私に残された道は、一つしかありません。それは。
『...逃げるしかないでしょう!』
「あっ!にーがーさーなーいーよーっ」
『ひ...っ!』
チラリと後ろを振り向くと、あまりの恐怖で悲鳴がひきつりました。
背後からは、笑顔を保ったまま全力疾走している心読み君が。
や、ヤバい。全身が粟立った。だって笑顔のまま本気で走ってるんですよ!?恐怖以外の何物でもないです...っ。
...というか。
本気で泣きそうです。あまりにも怖くて。
年下に泣かせられるってどんだけだよ。冗談じゃありません...っ!
こんな事になるなら、鳴海先生からもらった飴で撃退しておくべきでした!
後悔あとを絶たずとは、まさにこの事でしょう。今更選択肢を悔やんでも、どうにかなるわけがなく。
とにかく追っ手から逃れることが、今できる私の精一杯なのでした...。
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