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(お菓子をあげる)
後の被害の心配よりも、今をしのぐ方がやっぱ大事でしょ!
そう決断した私は、先程鳴海先生からいただいた物体A…失礼。
ホームメイド飴さんを、心読み君に差し出しました。
どんな理由があったとしても食べ物に罪はないよね。例えアブノーマルだったとしても。
そんな意味不明な言い訳をしながら。
「え…意外。持ってたんだ」
『さっき鳴海先生に会った時に、たまたまもらったんだ』
「ふぅん…」
何処かつまらなさそうに返事をした心読み君は、お菓子を受け取ることなくしげしげと眺めはじめました。
「これ、アメー?」
『そ、うだわよ』
「…何その口調」
しかもこのお菓子、鳴海先生が手作りしたいわく付きの物なんだよなんて絶対に言えない。
そしてそのせいで動揺してしまって、思わず噛んでしまったなんて。
口が裂けても言えない。
そう心に決めた次の瞬間、心読み君が有り得ない…もとい、超理不尽なことを言い出しました。
「…僕、今はアメって気分じゃないなーっ。他のお菓子ちょうだいよ」
『は…っ?』
「あ、無いならイタズラ決定だからね!」
『な…』
なんと。
彼の理不尽さは今に始まったことではありませんでしたが、まさかそうきましたか…っ。
当然のことながら、代わりのお菓子など持ってる訳がなく。
「他のお菓子、あるー?ある訳ないよね!じゃぁイタズラけってーい!それー
っ」
『んにぇ!?あわわわちちょっ、待って、ぐほっ!?』
確信犯の心読み君は、それはもう。すっげー悪い笑顔でした。
そしてイタズラという理不尽な最終宣告を下して、私に勢いよく飛び付いてきました。
そのせいでぐほとか、ゴリラまがいの雄叫びが。許すまじ心読み君。
「あはは、ぐほっ、だってー。あはは」
『だ、誰のせいだと…っ。…ん?』
はて。イタズラすると言って飛び付いた割には、それっぽいことは何も起きていません。
ただ腰辺りに腕を回されて、引っ付かれてるだけです。
『えーと、心読み君?イタズラって…』
「…うるさいなー。
そんなにイタズラされたいんだったら、今この場で僕泣いてみようかな!それで道行く人達にあらぬ誤解をされまくるといいよ!」
『ちょっとそれ今後に色んな影響が出そうだから、マジで止めてもらっていいかな!』
変な注目の的になるのはもう散々です!
でもイタズラする側にとっては、それはこの上ないイタズラになると思いますけどね。
これも絶対言えませんが。
なす術もなく、ただ腰に心読み君を巻き付けていたら。ポツポツと何かをこぼし始めました。それはまるで、不満をもらすかのようでした。
「…最近早瀬さんって、忙しそうだよねー」
『へ?いやあの、その。何というか、うん。かなり不可抗力なんだけど。大部分が』
「ちょっと前までは、僕の隣の席が定位置だったくせに。何かナマイキー」
『えぇぇ?そ、そんなこと言われたって…っ』
「だから今日くらい、僕がこうやって一人占めしてもいーでしょー。最近は本当に僕の隣にいないんだからさ」
そう言って私に顔を埋めて、腰に回していた腕に更に力を込めたきり、黙ってしまいました。
…。
心読み君がデレた。
さっきから言葉には出来ない発言連発ですが。本当にびっくりしたんです。
あの笑う小悪魔こと心読み君が、デレ…だと…!?
はい。ちょっとふざけすぎました。
でも確かに思い返してみれば、心読み君におちょくられたりおちょくられたりする時間は、前よりも少なくなった気がします。
最後に心読み君と一緒にいた時間はいつでしたかね?それすらも思い出せません。
因みに大事な部分は二度繰り返してお送りしました。
『えーっと...心読み君?ちょっと苦しいんだけどなー』
「......」
今だに腰に巻き付いた腕は、力を弱める気配がありません。
どうやら余程寂しい思いをさせていたようです。どれ程大人まがいの発言をしようが、まだまだ私たちは子どもなのです。
『...心読み君。このまま一緒にセントラルタウンに行かない?二人でさ。
今日はハロウィンだから、色んなイベントやってるんじゃないかな?楽しいよ。きっと』
「ハロウィンパーティーはどうするのさ」
『だって、強制ではないんでしょ?一応。まぁ...後の展開を想像すると、ちょっと。うん。あれだけど。心読み君と一緒なら、それも怖くないかな』
「ふーん?早瀬さんがどーしてもって言うなら行かないでもないかなー」
『どーしても!そこを何とかっ』
「...もー。早瀬さんってばしょーがない子だなー」
まるで親が子供に言い聞かせるような台詞を聞いた後、腰の圧迫感から解放されました。...と、思ったのも束の間。
『ほわっ!?ここ心読み君っ、ちょ、引っ張りすぎ...っ』
「セントラル行くなら、急がないとバス乗り遅れちゃうよ!」
『えぇぇ、乗り遅れても次の便があるんじゃ、』
「甘いなぁ、早瀬さんはっ。ハロウィンの時どれだけ混んでるか知らないでしょー」
『...うん。全く』
「覚悟しておきなよー。ごったごただよー」
『ごったごた!?ごったごた...あぁ、ごった返してるって事!?うぁっ、走るの早いって、ちょ、もげる...っ!』
引っ張られるというか、既にほぼ引きずられている状態です。
何だかやたら嬉しそうにはしゃぐ心読み君を見ると、あまりそれを強く言えず。
...まぁ、いいか。
こうやって心読み君と遊ぶのは久しぶりですし。私も心なしか、ワクワクしてきてしまいました。
「うーん、棗君が着痩せするタイプって言ってたけど...本当だったかー」
『ちょ、心読み君もうちょっとゆっくり...っ?へ、な、何か、言った?』
「んーん、なーんにも!さー飛ばしていくよー」
『ぎや...っ!ちょちょちょ!』
「あははっ」
『ひ、人で遊ぶなあぁぁ...っ』
時にはおちょくられ。でも、やっぱり一緒に楽しむ時があったりと。
久々に心読み君とそんな時間を過ごせました。
イベントごとには興味はないのですが。
こうやって一緒に心読み君と過ごせるなら悪くない。そう思いました。
「...で?昨日は何で結局ハロウィンパーティーに来なかったのかなー?由香ちゃん、心読み君っ」
「鳴海せんせー。僕は行こうって言ったんですけどー。早瀬さんが無理矢理セントラルに...」
『え、何そのいけしゃあしゃあ発言!あまりにナチュラル過ぎて逆にびっくりなんですけど!』
「ふぅん...由香ちゃんがねぇ~...」
『う...っ、裏切り者おぉぉ!』
次の日。珍しく朝のHRにやって来た鳴海先生はもうそれは素晴らしい笑顔で、昨日のことを追求してきました。
もしかしてその為だけに来たんでしょうか。何それ超こわい。
教室に響いた私の悲鳴を聞いた心読み君は、いたずら成功だぜ的な、わっるい笑顔してましたというお約束なオチも待ってましたとさ!ちきしょー!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
心読み君ENDでしたー。
しばらく書くのをお休みしていたので、心読み君も主ちゃんも絶賛キャラ崩壊中です☆(キラッ
こんなだったか...?こんなだったか?この子達のキャラは!
どうにも調子が出ませんが、ツンデレなイタズラっ子+ナチュラルセクハラな心読み君が書けたのでよしとします!
小学生というスキルを最大限生かして、実は主ちゃんの胸元に顔埋めてました。末恐ろしい子。
他キャラとの落ちもいくつか用意しているので、良かったら探して見てください!
後の被害の心配よりも、今をしのぐ方がやっぱ大事でしょ!
そう決断した私は、先程鳴海先生からいただいた物体A…失礼。
ホームメイド飴さんを、心読み君に差し出しました。
どんな理由があったとしても食べ物に罪はないよね。例えアブノーマルだったとしても。
そんな意味不明な言い訳をしながら。
「え…意外。持ってたんだ」
『さっき鳴海先生に会った時に、たまたまもらったんだ』
「ふぅん…」
何処かつまらなさそうに返事をした心読み君は、お菓子を受け取ることなくしげしげと眺めはじめました。
「これ、アメー?」
『そ、うだわよ』
「…何その口調」
しかもこのお菓子、鳴海先生が手作りしたいわく付きの物なんだよなんて絶対に言えない。
そしてそのせいで動揺してしまって、思わず噛んでしまったなんて。
口が裂けても言えない。
そう心に決めた次の瞬間、心読み君が有り得ない…もとい、超理不尽なことを言い出しました。
「…僕、今はアメって気分じゃないなーっ。他のお菓子ちょうだいよ」
『は…っ?』
「あ、無いならイタズラ決定だからね!」
『な…』
なんと。
彼の理不尽さは今に始まったことではありませんでしたが、まさかそうきましたか…っ。
当然のことながら、代わりのお菓子など持ってる訳がなく。
「他のお菓子、あるー?ある訳ないよね!じゃぁイタズラけってーい!それー
っ」
『んにぇ!?あわわわちちょっ、待って、ぐほっ!?』
確信犯の心読み君は、それはもう。すっげー悪い笑顔でした。
そしてイタズラという理不尽な最終宣告を下して、私に勢いよく飛び付いてきました。
そのせいでぐほとか、ゴリラまがいの雄叫びが。許すまじ心読み君。
「あはは、ぐほっ、だってー。あはは」
『だ、誰のせいだと…っ。…ん?』
はて。イタズラすると言って飛び付いた割には、それっぽいことは何も起きていません。
ただ腰辺りに腕を回されて、引っ付かれてるだけです。
『えーと、心読み君?イタズラって…』
「…うるさいなー。
そんなにイタズラされたいんだったら、今この場で僕泣いてみようかな!それで道行く人達にあらぬ誤解をされまくるといいよ!」
『ちょっとそれ今後に色んな影響が出そうだから、マジで止めてもらっていいかな!』
変な注目の的になるのはもう散々です!
でもイタズラする側にとっては、それはこの上ないイタズラになると思いますけどね。
これも絶対言えませんが。
なす術もなく、ただ腰に心読み君を巻き付けていたら。ポツポツと何かをこぼし始めました。それはまるで、不満をもらすかのようでした。
「…最近早瀬さんって、忙しそうだよねー」
『へ?いやあの、その。何というか、うん。かなり不可抗力なんだけど。大部分が』
「ちょっと前までは、僕の隣の席が定位置だったくせに。何かナマイキー」
『えぇぇ?そ、そんなこと言われたって…っ』
「だから今日くらい、僕がこうやって一人占めしてもいーでしょー。最近は本当に僕の隣にいないんだからさ」
そう言って私に顔を埋めて、腰に回していた腕に更に力を込めたきり、黙ってしまいました。
…。
心読み君がデレた。
さっきから言葉には出来ない発言連発ですが。本当にびっくりしたんです。
あの笑う小悪魔こと心読み君が、デレ…だと…!?
はい。ちょっとふざけすぎました。
でも確かに思い返してみれば、心読み君におちょくられたりおちょくられたりする時間は、前よりも少なくなった気がします。
最後に心読み君と一緒にいた時間はいつでしたかね?それすらも思い出せません。
因みに大事な部分は二度繰り返してお送りしました。
『えーっと...心読み君?ちょっと苦しいんだけどなー』
「......」
今だに腰に巻き付いた腕は、力を弱める気配がありません。
どうやら余程寂しい思いをさせていたようです。どれ程大人まがいの発言をしようが、まだまだ私たちは子どもなのです。
『...心読み君。このまま一緒にセントラルタウンに行かない?二人でさ。
今日はハロウィンだから、色んなイベントやってるんじゃないかな?楽しいよ。きっと』
「ハロウィンパーティーはどうするのさ」
『だって、強制ではないんでしょ?一応。まぁ...後の展開を想像すると、ちょっと。うん。あれだけど。心読み君と一緒なら、それも怖くないかな』
「ふーん?早瀬さんがどーしてもって言うなら行かないでもないかなー」
『どーしても!そこを何とかっ』
「...もー。早瀬さんってばしょーがない子だなー」
まるで親が子供に言い聞かせるような台詞を聞いた後、腰の圧迫感から解放されました。...と、思ったのも束の間。
『ほわっ!?ここ心読み君っ、ちょ、引っ張りすぎ...っ』
「セントラル行くなら、急がないとバス乗り遅れちゃうよ!」
『えぇぇ、乗り遅れても次の便があるんじゃ、』
「甘いなぁ、早瀬さんはっ。ハロウィンの時どれだけ混んでるか知らないでしょー」
『...うん。全く』
「覚悟しておきなよー。ごったごただよー」
『ごったごた!?ごったごた...あぁ、ごった返してるって事!?うぁっ、走るの早いって、ちょ、もげる...っ!』
引っ張られるというか、既にほぼ引きずられている状態です。
何だかやたら嬉しそうにはしゃぐ心読み君を見ると、あまりそれを強く言えず。
...まぁ、いいか。
こうやって心読み君と遊ぶのは久しぶりですし。私も心なしか、ワクワクしてきてしまいました。
「うーん、棗君が着痩せするタイプって言ってたけど...本当だったかー」
『ちょ、心読み君もうちょっとゆっくり...っ?へ、な、何か、言った?』
「んーん、なーんにも!さー飛ばしていくよー」
『ぎや...っ!ちょちょちょ!』
「あははっ」
『ひ、人で遊ぶなあぁぁ...っ』
時にはおちょくられ。でも、やっぱり一緒に楽しむ時があったりと。
久々に心読み君とそんな時間を過ごせました。
イベントごとには興味はないのですが。
こうやって一緒に心読み君と過ごせるなら悪くない。そう思いました。
*
「...で?昨日は何で結局ハロウィンパーティーに来なかったのかなー?由香ちゃん、心読み君っ」
「鳴海せんせー。僕は行こうって言ったんですけどー。早瀬さんが無理矢理セントラルに...」
『え、何そのいけしゃあしゃあ発言!あまりにナチュラル過ぎて逆にびっくりなんですけど!』
「ふぅん...由香ちゃんがねぇ~...」
『う...っ、裏切り者おぉぉ!』
次の日。珍しく朝のHRにやって来た鳴海先生はもうそれは素晴らしい笑顔で、昨日のことを追求してきました。
もしかしてその為だけに来たんでしょうか。何それ超こわい。
教室に響いた私の悲鳴を聞いた心読み君は、いたずら成功だぜ的な、わっるい笑顔してましたというお約束なオチも待ってましたとさ!ちきしょー!
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心読み君ENDでしたー。
しばらく書くのをお休みしていたので、心読み君も主ちゃんも絶賛キャラ崩壊中です☆(キラッ
こんなだったか...?こんなだったか?この子達のキャラは!
どうにも調子が出ませんが、ツンデレなイタズラっ子+ナチュラルセクハラな心読み君が書けたのでよしとします!
小学生というスキルを最大限生かして、実は主ちゃんの胸元に顔埋めてました。末恐ろしい子。
他キャラとの落ちもいくつか用意しているので、良かったら探して見てください!