そして旅路は続いていく
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(私の名は、)
『ピカさんピカさん。あなたのお名前を教えて下さい』
「ピカ、ピカチュウ!」
『サトシさんの事は?』
「ピカピー!」
『クロガネバッジ、ゲットだぜ!』
「ピッピカチュウ!」
『では、私の名は?』
「ピィカァ」
「ニィーァッ」
「今日のユカもよく分かんないなー。今度は一体何してんだよ」
『挨拶を交わすぐらいにさりげなくディスるの止めて下さいサトシさん』
道中。薄々と感じていた疑問を問いただすために、ピカさんに一生懸命話しかけていましたら。
軽く不審者扱いされて解せません。どうも、私が早瀬由香です。
『ピカさんって、特定の言葉をちゃんとお話する気がして』
「それがどうかしたのか?」
『例えばですよ。サトシさんの事は、』
「ピカピ!」
『と、言ったように。では、私の名は』
「ピィカァ」
「ニィーァッ」
『‥‥私の呼び方、やけに間延びしてません?エネさん含め』
「やっぱりユカって分かんねー」
『聞いておいて対応が雑!』
最早定番となる台詞を捨てて、サトシさんはさっさと先へ言ってしまいました。
呑気か。先はまだ長いのに、やってる事が呑気だって言いたいのか。ピカさんの呼び方がやけに間延びするのはそういった意図があっての‥‥
「おーい何やってんだよユカ!ちょうどここ座れる所があるから、足の包帯巻き直すぞ!」
『え。もう怪我治りましたし。今巻いてるのは、再発防止的な意味合いで‥‥って。わ、分かりましたってば。そんな怖い顔しないで下さいよ。行きます。今行きますから‥‥っ』
「過保護よねー‥‥何かしらこの疎外感」
「最早何も言うまい」
『ピカさんピカさん。あなたのお名前を教えて下さい』
「ピカ、ピカチュウ!」
『サトシさんの事は?』
「ピカピー!」
『クロガネバッジ、ゲットだぜ!』
「ピッピカチュウ!」
『では、私の名は?』
「ピィカァ」
「ニィーァッ」
「今日のユカもよく分かんないなー。今度は一体何してんだよ」
『挨拶を交わすぐらいにさりげなくディスるの止めて下さいサトシさん』
道中。薄々と感じていた疑問を問いただすために、ピカさんに一生懸命話しかけていましたら。
軽く不審者扱いされて解せません。どうも、私が早瀬由香です。
『ピカさんって、特定の言葉をちゃんとお話する気がして』
「それがどうかしたのか?」
『例えばですよ。サトシさんの事は、』
「ピカピ!」
『と、言ったように。では、私の名は』
「ピィカァ」
「ニィーァッ」
『‥‥私の呼び方、やけに間延びしてません?エネさん含め』
「やっぱりユカって分かんねー」
『聞いておいて対応が雑!』
最早定番となる台詞を捨てて、サトシさんはさっさと先へ言ってしまいました。
呑気か。先はまだ長いのに、やってる事が呑気だって言いたいのか。ピカさんの呼び方がやけに間延びするのはそういった意図があっての‥‥
「おーい何やってんだよユカ!ちょうどここ座れる所があるから、足の包帯巻き直すぞ!」
『え。もう怪我治りましたし。今巻いてるのは、再発防止的な意味合いで‥‥って。わ、分かりましたってば。そんな怖い顔しないで下さいよ。行きます。今行きますから‥‥っ』
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「過保護よねー‥‥何かしらこの疎外感」
「最早何も言うまい」
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