クロガネの街で
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(お話の続き。もとい、第2ラウンド)
前回のお説教第2ラウンドフラグを余すことなく、しっかり回収した後。
来客がいらっしゃいました。
「やぁ。その後、ユカちゃんの具合はどうだい?」
「ヒョウタさん!」
『え?どうして‥』
「ユカったら、も~‥っ」
「バトル中に倒れる人がいたら普通心配するだろ?わざわざ来てくれたの分かるよなー?まだユカの頭はひよってるのか?んー?」
『頭をわしづかみにしてくるタケシさんの言動は怖いし、その横からはヒカリさんの冷めた視線。何これ怖い』
「「ユカ?」」
『わざわざお越しいただきお手数おかけします!も、本当にありがとうございますヒョウタさん!』
両側から来る圧が凄すぎて、今回はベッド上で土下座かましました。その後?えぇ。
ヒョウタさん本人からはドン引きされましたが何か?
きょとんとしたお顔のサトシさんは何かおいてけぼり展開ですが。色々言ってくる保護者が3人にでもなったら、うっかり泣くところでした。良かった。
「まぁ‥‥思ったよりも元気そうで良かったよ」
『驚かせてしまってすみません、ヒョウタさん‥‥慣れないことの連続で、疲れが出たみたいです』
「ふうん?慣れてなかったんだね」
『え‥‥っ?えと、はい‥‥』
「ということは、旅は初めてなのかな」
『は、はい‥‥』
「何処からの旅なんだい?」
『えぇと‥‥その。学園で、寮生活をしていて』
「へぇー、寮生活かぁ。そこではどんな勉強を?」
『えと、えぇっと。そ、それは~‥‥』
何でしょうか。さっきから、やたらと身の上を洗いざらい吐かされてる感がします。これは‥‥ボロが出たら、ヤバいのでは?
そんな事をどうして聞くのか疑問だけれど、核心をついてしまったら危険な気がする。第六の勘的な。知らんけど。
でも、尋問のような雰囲気は流石に違和感ありすぎたようでして。私に代わり、タケシさんが突っ込みを入れて下さいました。真の保護者はこの方だと思います。
「ヒョウタさん、ユカが何か‥‥?」
「いやね。やっぱり先の化石復活マシンの件がどうしても引っ掛かって」
「そういえば、ユカを解析しようとしたら出来なかったんだっけ」
『私は人間ですらなくてポケモンなるものだと疑われているんですかヒカリさん‥‥?』
「大変、ユカの瞳からハイライトが消えてる!」
「あぁ、ごめん。ユカちゃんには説明してなかったね。あのマシンは、人間が入っても解析できる仕様になっていてね。‥‥いつ、何処で生まれたぐらいの分析をね」
「科学の力ってスゲー!」
その台詞を吐くのは色々早い気がします、サトシさん。
いや、思わず突っ込みを入れてしまったけど論点はそこではなく。
これは‥‥明かされたくない、身の上を暴露されそうなフラグがめちゃくちゃ立っていやしませんかね。
『や、でも‥‥ほら、あれですよ。あの場には、エネさんも、メタさんも一緒にいましたし。ロクデナシ団の方が設定をミスってしまったのでは?』
「成る程。確かにそういう考え方もあるね」
『でで、ですよねぇ~』
「メカ使いこなしていたけどねぇ。あの‥‥何とか団?の人たち」
『いやいやいや!何だかんだツメが甘いですし?何とか団の人たち!』
「ユカったら、さっきから何慌ててるの?」
「つまるところ、だな」
人当たりのよさそうな笑顔を浮かべて、ゆっくりと逃げ道を潰していくヒョウタさんがとても怖い。
何でそこまでして全力で突っ込んでくるんです‥‥!?
けれど、私の立ち回り方が下手くそだったのか。ついにはタケシさんからも疑問の声が上がってしまいました。
「ユカは何者で、何処から来たんだ?以前、ポケモンがいない遠い所からとは言っていたが‥‥」
「‥‥確かによくよく考えてみたら不思議よね。ポケモンがいない場所だなんて、本当にあるのかしら」
『ひ、ヒカリさんまで‥‥っ。さ、サトシさん~‥‥っ』
「そういえばサトシも前に、ユカはいつか元の世界にうんぬんだとか言ってたしなぁ」
『何戦犯かましてんですかサトシさん!?』
「俺のせいなのかよ!?」
『うっかりにも程がありすぎる‥‥!』
「まぁ、マシンで解析不可って時点でかなり怪しくはあったけどね!」
何これ詰んだ。
その後の展開?ここに来ることになった経緯を洗いざらいケロケロさせていただきましたとも。
いやにヒョウタさんがしゃしゃってくるかと思ったら。そうですよね。古代ポケモンマニアなものですから。
乙女心もとい、オタク心がくすぐられる感があったのでしょう。きっと。
秘密にしておくつもりが、あっさりうっかりバレました。これは‥‥ロクデナシ団辺りにも知られてると思っておいた方が良さそうですかね。
私も口を滑らせてしまったようなので。
前回のお説教第2ラウンドフラグを余すことなく、しっかり回収した後。
来客がいらっしゃいました。
「やぁ。その後、ユカちゃんの具合はどうだい?」
「ヒョウタさん!」
『え?どうして‥』
「ユカったら、も~‥っ」
「バトル中に倒れる人がいたら普通心配するだろ?わざわざ来てくれたの分かるよなー?まだユカの頭はひよってるのか?んー?」
『頭をわしづかみにしてくるタケシさんの言動は怖いし、その横からはヒカリさんの冷めた視線。何これ怖い』
「「ユカ?」」
『わざわざお越しいただきお手数おかけします!も、本当にありがとうございますヒョウタさん!』
両側から来る圧が凄すぎて、今回はベッド上で土下座かましました。その後?えぇ。
ヒョウタさん本人からはドン引きされましたが何か?
きょとんとしたお顔のサトシさんは何かおいてけぼり展開ですが。色々言ってくる保護者が3人にでもなったら、うっかり泣くところでした。良かった。
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「まぁ‥‥思ったよりも元気そうで良かったよ」
『驚かせてしまってすみません、ヒョウタさん‥‥慣れないことの連続で、疲れが出たみたいです』
「ふうん?慣れてなかったんだね」
『え‥‥っ?えと、はい‥‥』
「ということは、旅は初めてなのかな」
『は、はい‥‥』
「何処からの旅なんだい?」
『えぇと‥‥その。学園で、寮生活をしていて』
「へぇー、寮生活かぁ。そこではどんな勉強を?」
『えと、えぇっと。そ、それは~‥‥』
何でしょうか。さっきから、やたらと身の上を洗いざらい吐かされてる感がします。これは‥‥ボロが出たら、ヤバいのでは?
そんな事をどうして聞くのか疑問だけれど、核心をついてしまったら危険な気がする。第六の勘的な。知らんけど。
でも、尋問のような雰囲気は流石に違和感ありすぎたようでして。私に代わり、タケシさんが突っ込みを入れて下さいました。真の保護者はこの方だと思います。
「ヒョウタさん、ユカが何か‥‥?」
「いやね。やっぱり先の化石復活マシンの件がどうしても引っ掛かって」
「そういえば、ユカを解析しようとしたら出来なかったんだっけ」
『私は人間ですらなくてポケモンなるものだと疑われているんですかヒカリさん‥‥?』
「大変、ユカの瞳からハイライトが消えてる!」
「あぁ、ごめん。ユカちゃんには説明してなかったね。あのマシンは、人間が入っても解析できる仕様になっていてね。‥‥いつ、何処で生まれたぐらいの分析をね」
「科学の力ってスゲー!」
その台詞を吐くのは色々早い気がします、サトシさん。
いや、思わず突っ込みを入れてしまったけど論点はそこではなく。
これは‥‥明かされたくない、身の上を暴露されそうなフラグがめちゃくちゃ立っていやしませんかね。
『や、でも‥‥ほら、あれですよ。あの場には、エネさんも、メタさんも一緒にいましたし。ロクデナシ団の方が設定をミスってしまったのでは?』
「成る程。確かにそういう考え方もあるね」
『でで、ですよねぇ~』
「メカ使いこなしていたけどねぇ。あの‥‥何とか団?の人たち」
『いやいやいや!何だかんだツメが甘いですし?何とか団の人たち!』
「ユカったら、さっきから何慌ててるの?」
「つまるところ、だな」
人当たりのよさそうな笑顔を浮かべて、ゆっくりと逃げ道を潰していくヒョウタさんがとても怖い。
何でそこまでして全力で突っ込んでくるんです‥‥!?
けれど、私の立ち回り方が下手くそだったのか。ついにはタケシさんからも疑問の声が上がってしまいました。
「ユカは何者で、何処から来たんだ?以前、ポケモンがいない遠い所からとは言っていたが‥‥」
「‥‥確かによくよく考えてみたら不思議よね。ポケモンがいない場所だなんて、本当にあるのかしら」
『ひ、ヒカリさんまで‥‥っ。さ、サトシさん~‥‥っ』
「そういえばサトシも前に、ユカはいつか元の世界にうんぬんだとか言ってたしなぁ」
『何戦犯かましてんですかサトシさん!?』
「俺のせいなのかよ!?」
『うっかりにも程がありすぎる‥‥!』
「まぁ、マシンで解析不可って時点でかなり怪しくはあったけどね!」
何これ詰んだ。
その後の展開?ここに来ることになった経緯を洗いざらいケロケロさせていただきましたとも。
いやにヒョウタさんがしゃしゃってくるかと思ったら。そうですよね。古代ポケモンマニアなものですから。
乙女心もとい、オタク心がくすぐられる感があったのでしょう。きっと。
秘密にしておくつもりが、あっさりうっかりバレました。これは‥‥ロクデナシ団辺りにも知られてると思っておいた方が良さそうですかね。
私も口を滑らせてしまったようなので。