(もしものお話)
引き続き、休憩中なうです。

『クロガネジムの再挑戦は、メンバーを代えないで挑むんでしたっけ？』
「こいつらだって、負けて悔しいはずだから。勝ちたいんだ。一緒に」
『(脳筋...)』
「...何だよ？」
『いえ。そうですよね。だからこそのトレーニングですものね』

でもやってる事は力任せと何が違うんですかね...？そんな怪訝な表情にまさか突っ込みを入れられるとは。この人最近私に対して過敏になってきてやしませんかね。
まぁ、相手の気持ちを大事にしてくれるその姿勢は好感が持てます。
少なくとも、スパルタに特訓する誰かよりかは。

『そうですね...。例えばおヒコさんがシンジさんのパートナーでなくて、もしも...』
「何かお前、シンジの事ばっか言うんだな」
『へ...っ、そうですか？そうだとしたら...ふふっ、だって面白いぐらいに真逆ですからね』
「真逆？」
『サトシさんと、シンジさんが。N極S極もビックリの反発具合です』
「そうかなー...」
『なのに変に似てる所もあって。何かおかしくて』

本人は納得できずに首を傾げてますけど。
目上の人には二人とも意外と礼儀正しかったりと、ふとした所で妙にダブる所があるように感じます。かと思えば、性格とかバトルスタイルは正反対で。
個人的には、シンジさんの分析力とか先を見通す所をサトシさんは勉強していただきたい...けど。

『楽しみにしてます。サトシさんがどんな風にバトルで勝つのか』
「おう！任せろ！」

その声に続くようにして、サトシさんのポケモン達も声を上げました。
息がピッタリで思わず笑ってしまったのですけど...もしも、おヒコさんがサトシさんのパートナーだったら良かったのになぁと。くすぶったものが残りました。